孔雀王アシュラ伝説

劇場公開日:

解説

鬼神・阿修羅の血を引く少女をめぐってふたりの若き退魔師の活躍を描くアクション映画の第二弾。監督は「帝都大戦」総監督の藍乃才。荻野真の同名漫画を基に、脚本は曽田博久、撮影は関志勤が担当。出演は阿部寛、元彪ほか。

1990年製作/93分/香港・日本合作
原題:阿修羅 Saga of the Phoenix
配給:東宝東和
劇場公開日:1990年2月3日

ストーリー

密教の最高僧慈空(勝新太郎)と天輪尼(名取裕子)によってネパール・ラマ寺院に再び封印されようとしていた魔性の少女アシュラ(葉薀儀)は普通の人間として生きたいと必死で抵抗していた。アシュラの純粋さを信じる孔雀(阿部寛)とコンチェ(元彪)も声をそろえたが、魔性の子であるアシュラはたとえ人間界に残っても七日間しか生きられない。それでもアシュラは人間として生きる道を選んだのだ。彼女をその間魔族から守り抜く使命を負った孔雀とコンチェ、そして封印されていた間の唯一の友、戯鬼と共にアシュラは香港で知り合った且(季麗珍)と珍(劉錫賢)のもとで、生まれて初めて普通の女の子としてつかの間の幸せを味わっていた。だが、彼女の周囲では早くも異変が起き始めていた。アシュラが魔界に背いたことを知った魔族の女王鬼妃(倪雪)が密かに刺客を送り込んでいたのだった。コンチェが魔宮パドーマに囚われ、戯鬼も魔族の手に落ちた。遂に七日目、魔族が迫っていること、さらにコンチェが瀕死の状態であることを知ったアシュラは、もはや法力を放つ力も残っていないまま最後の決着をつけるべく一人魔宮へ向かった。後を追う孔雀。そして、アシュラによって助けられたコンチェと共に、巨大な怪物と化した鬼妃を死闘の末倒した彼女は人間として生きてゆくのだった。

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