劇場公開日 1997年4月12日

「救われ...たのか?」奇跡の海 シネマニアV3さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0救われ...たのか?

2017年8月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

鑑賞直後に書いているのですが、ものすごくまとまらないです。あまりに重すぎて!泣 こんなのありかよ!んでもってあの展開が救いなんだって?ふざけんな!って感じです泣 人生初の胸糞映画かもしれません。

ヤンの朦朧とした意識と、容態と、ベスの情緒不安定(できれば病気と言いたくないが)なところが見事なまでに最悪なタイミングで交わって、どんどんどんどん最悪な展開になってゆく...。あの最後のあっけない展開で、神の存在がどうこうとかもう考えられないくらいに見てるこちらは疲れてしまいました。正直ラストシーンで起こる奇跡に関しては、なんか悲しい通り越して笑えてしまいました。ここでファンタジーやるんかい!って笑 いやあ、ラース・フォン・トリアーだから重たいことは覚悟していたが、ここまで思いとは...。侮れん。

メインキャストの演技は皆んな素晴らしかったです。役作り、監督の要求に応えるのは相当大変だったと思います。最近の日本人俳優でここまで演れる人っているんだろうか...? 鑑賞後、エミリー・ワトソンについて調べたら、今作が映画デビュー作品なんですね!驚きました。無垢でもあり病的でもあるこのめちゃくちゃな主人公をよくぞ演ってくれたと!強烈に印象に残りました。

リア充リア充してる友達にめっちゃ感動できる映画だよって言って見せてみてリアクションを見てみたいなと悪趣味なことを想像させる映画でした。まあ...オススメはしません。胸糞体験をしてみたければ是非ぜひ

キャストの演技、映像の美しさ、胸糞を極めたフィルムにより
77点!

シネマニアV3