華麗な関係

劇場公開日:

解説

恋とその宿命の中に生き抜いた者たちを描く。監督はロジェ・ヴァディム、脚本はR・ヴァディムとダニエル・ブーランジェ、原作はコデルロス・ド・ラクロの『危険な関係』(新潮社他刊)、撮影はクロード・ルノワール、音楽はモルト・シューマンとピエール・ポルトが各々担当。出演はシルヴィア・クリステル、ジョン・フィンチ、ナタリー・ドロンなど。

1976年製作/フランス
原題:Une Femme Fidele
配給:東宝東和
劇場公開日:1977年5月14日

ストーリー

十九世紀初頭の春。フランス社交界にそのドン・ファンの名も高いシャルル伯爵(ジョン・フィンチ)は、世間を避けて伯母の別荘に身を寄せていた。そしてそこにいたマチルド(シルヴィア・クリステル)の美しさにシャルルはひかれた。彼女の夫は仕事でイギリスに行っており、シャルルの作戦で彼に魅かれていく自分に気づき、おののくマチルド。そんなある日、フローラ伯爵夫人(ナタリー・ドロン)も別荘を訪れた。シャルルとは昔なじみの彼女も又、艶然たる美貌の持ち主だ。シャルルにパリへ帰るようすすめるフローラは、それを断わる彼が実はマチルドを愛し始めているのに気づく。そして、それは彼のフローラに対する裏切り行為でもあったのだ。後日、パリに帰ったマチルドをシャルルは追い、彼女も彼に負け、二人は隠れ家で愛の生活を送る。だが、そんな事は、シャルルの信条とは所詮合わず、彼は単身フローラを訪れる。マチルドへの嫉妬にかられたフローラは、シャルルの偽筆で彼女に絶縁状を送った。しかし、隠れ家で一人シャルルの変心に傷つきながらも待ち続けるマチルドは、病いに伏せてしまった。この事実に驚くシャルルに、フローラは先手をうち、以前彼が純潔を奪った娘の許婚者に決闘を申し込ませた。これで彼には死か、決闘の罪のどちらかしか道はない。フローラにとっては一石二鳥だ。今は修道院にいるマチルドをシャルルが迎えに行くが、時は遅すぎた。彼の名を呼び息絶えるマチルド。シャルルの恋は終った。そして決闘に行く彼。傷つき、倒れ行く。シャルルも死んでいった。

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映画レビュー

3.0耽美

2017年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

萌える

耽美派の巨匠、ロジェ・バディム監督の「危険な関係」で、シルビア・クリステルが美しい。
愛人(ナタリー・ドロン)からモノに出来るかそそのかされた男が、その女(シルビア・クリステル)を手に入れるが、逆にはまってしまう、というお話。

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