風の中の恋人たち

劇場公開日:

解説

フランスの片田舎を舞台にした瑞々しいラブ・ストーリー。女流監督コニー・テンプルマンの処女作である。主演のナヌーに「サマーストーリー」「エリック・ザ・バイキング バルハラへの航海」のイモジェン・スタッブス、彼女と恋に落ちるフランス人青年に「なまいきシャルロット」「美しすぎて」のジャン・フィリップ・エコフェ、ナヌーのかつての恋人に「マイ・レフトフット」でアカデミー主演男優賞受賞の若手実力派、ダニエル・デイ・ルイスがそれぞれふんしている。

1986年製作/イギリス・フランス合作
原題:Nanou
配給:アスキー映画
劇場公開日:1991年9月14日

ストーリー

ヨーロッパへ放浪の旅に出たイギリス娘のナヌー(イモジェン・スタッブス)。フランスの田舎町で情熱的な青年リュック(ジャン・フィリップ・エコフェ)と出会った彼女は、誘われるまま同棲するようになる。フランス語が不自由なナヌーにも優しく接してくれる村の人々。日常そのものの生活を送るうちに、ナヌーは大学に進むだけが人生ではないのでは、と思い始める。ナヌーを心配した父(パトリック・オコーネル)と母(アン・マリー・ジャブロー)、そしてかつての恋人マックス(ダニエル・デイ・ルイス)が相次いでイギリスからやってきたが、それぞれリュックの素朴ながら強烈な印象を胸に、ナヌーの幸福を願って村をあとにした。ただ、リュックは政治活動に身を投じており、さすがのナヌーも度重なる事件に不安を感じずにはいられなかった。小さないさかいの連続が、ナヌーに決断を迫った。このまま村に残るか、写真家として生きていく夢を選ぶのか。長いためらいの後、ナヌーは決断し、リュックと出会った列車の中にひとりで座っていた。怒ったようにやってきたリュックが列車から降りると、ナヌーは「私を愛してる?」と聞いてみた。リュックの「イエス」という答えは風に乗って聞こえてくるのだった。

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