劇場公開日 1964年8月14日

かくも長き不在のレビュー・感想・評価

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4.0古き良きフランス映画?

2023年4月22日
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本当に行方不明の夫なのか、別人なのか?夫と信じたい妻は、希望に生きる。映像の撮り方が味深い。

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adamsmith

4.0戦争の悲劇を言葉ではなく、記憶喪失の男の哀しげな眼差しとテレーズの...

2022年8月6日
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戦争の悲劇を言葉ではなく、記憶喪失の男の哀しげな眼差しとテレーズの交錯する微かな希望と喪失感で心に語りかけてくる。抑えていた感情が溢れてしまうテレーズ、背を向けて逃げていく男の後ろ姿があまりにもつらかった。

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tsumumiki

3.5戦闘シーンがなくても戦争は描けるという見本

2020年7月23日
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鑑賞方法:VOD

戦後16年のフランス。戦争で記憶を失った男と、夫が行方不明となった女。その男に夫の面影をみて、夫だと確信しようとする女。男の記憶は最後まで戻らないと思いきや。。

派手な戦闘シーンは一切ないまでも、戦争のやるせなさを感じさせる脚本。全編モノクロだがリマスター版でとてもきれい。記憶をからませて時間軸を感じる映画。

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菜野 灯

2.016年にもわたる不在

2020年5月25日
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鑑賞方法:VOD

容姿も違う、声も違う、現れた男は本当にアルベールなのか。
テレーザが思い込もうとしているだけなのか。
アルベールはオペラが好きだったというわけでもないのに。

川辺で声をかける前にテレーザが彼の一挙一動を見つめるシーンが長くとられていて、印象的な場面だった。

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カメレオン

5.0全ての質が素晴らしい

2019年8月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

いわゆる長回しを多用した映画で、全体的にゆったりとした作品。
画面内で様々な物語や情景が交錯し、その興味は尽きない。
空間表現と同時にストーリーテリングを兼ね備えたカメラの動きがすばらしい。
音楽や音も非常に効果的に感じるとともに、いずれも質の良さを感じるので、決して古い映画と感じることがない。
叙情的な演出やエンディングに心が動かされる。

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SH

5.0忘れえぬ記憶

2019年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

記憶喪失となっても、なお、蘇る記憶。
なんということか。心臓がえぐり取られたような感覚になる。
「泣ける」その言葉の薄っぺらさよ。

2度以上の鑑賞をお勧めする。

1度目は、女主人公・テレーズ目線。
 その男は、果たして自分の夫なのか?夫に違いない。でも…。
 狂信、弱気…、その心の揺れ動きに胸がわしづかみにされる。
 そんなテレーズにプライベート空間まで侵入されつつも、優しく応じる男。
 そんなテレーズを心配し、一緒に真偽を確かめようとする人々。
 そんな顛末が涙を誘う。

2度目は、男主人公・浮浪者目線。
 彼に染みついている”記憶”を念頭に置いて鑑賞しなおすと、映画の冒頭から、”あの”記憶は生活の中に潜んでいる。
 突然の訪問者に、他に人がいないか確かめる様子。
 狭い部屋に入れない様子。
 感極まっての大声に怯える様子。…
 そんな彼の生活が痛ましく、胸をかきむしられる。
 だが、周りの人々は彼の心情をわかりはしない。
 PTSDなんて言葉が世間に知られるだいぶ前。

16年。
我が身に振り返れば…。
 新婚の頃の気持ちはとうに変わり、子育て・姑等の問題から、熟年離婚も頭をよぎる頃。
 体型も変わる。
 好みも若いころの肉食系から和食が嬉しくなる。
何をもって、同一人物とするのか。

浮浪者。私の偏見。教養がなく問題行動があり、定職に就けない人々。
 だが、この映画に出てくる彼は、
 オペラに震え、
 招かれたディナーに、贈り物を持参し、
 我が身が正装でないことを気にする。
 そして、ダンスのホールドの様。
 優しくされても、その優しさに付け入ろうとしない志の高さ。
それなりの教養人であることを示す。
そんな人の今のこの生活。

恐怖政治の傷跡。
暴力で人を支配する世の中。
そんなことが二度とあってはならない。
そう思う。

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とみいじょん

5.0記憶喪失もの

2019年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

4.0美しい映像

2018年6月8日
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かくも長き不在、やっとDVDでたので早速観た
まず白黒なのに豊かな色彩を感じる美しい映像に感嘆した
ことにアルベールを探して川べりを日暮れ時にさ迷うシーンは美しかった
なんて階調の広さなんだろう
川を遡行する艀の機関音など効果音の使い方も絶品だった
味わい深い映画でした

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あき240