親指トムの奇妙な冒険

劇場公開日:

解説

古典的な童話『親指トム』を下敷きに展開する異色の造形実写人形アニメーション。人形と同様に、生身の人間の役者もコマ撮りするというピキシレーションという特異な独自の作風によってかもしだされる異様なムードが見もの。監督・脚本・原案・編集はイギリスの若手アニメーター、デイヴ・ボースウィック、製作はリチャード・“ハッチ”・ハッチソン、主題曲は製作にも協力した元レッド・ツェッペリンのベーシストでアレンジャーとしても知られるジョン・ポール・ジョーンズ、音楽はザ・スタートレッド・インセクトがそれぞれ担当。フォームラバー製の主人公トムのほか、出演はニック・アプトン、デボラ・コラード、フランク・パッシンガム、ジョン・スコフィールドほか。

1993年製作/イギリス
原題:The Secret Adventures of Tom Thumb
配給:ヒーロー=シネセゾン
劇場公開日:1995年8月12日

ストーリー

悪夢の町、ダーク・シティ。親指トムはそこで暮らす夫婦の間に突然生まれた。彼の誕生でダディ(ニック・アプトン)とマム(デボラ・コラード)の二人は幸せだったが、トムの奇妙な姿ゆえに噂は広がり、ある日、突然現れた役人にトムは捕まえられ、奇怪な実験施設のような場所に連れ去られる。そこは恐怖のバイオ技術を駆使した遺伝子工作実験場だった。トムはそこで奇妙なトカゲと知り合い、脱出を試みて、そのさなか、実験施設の秘密の主にして諸悪の権化、マイティ・インプ(万能の悪魔)を知る。廃棄管からようやく脱出したトムだったが、今度は巨人(=人間)が住む世界へまぎれこんでいた。そこには自分と同じく巨人におびえて暮らす小人たちがいた。その中のひとり、ジャックはジャイアント・キラーとして知られ、マイティ・インプに復讐を誓う男だった。一方、トムの行方を必死で探していたダディは、ジャックのおかげでトムをようやくみつける。トムは恩人のジャックとともになつかしの都会に帰り、新たな冒険に乗り出すのだった。

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