「恐怖の瞬き針責め」オペラ座 血の喝采 みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)
恐怖の瞬き針責め
ダリオ・アルジェント作品の特徴と言えば、流れるようなカメラワークと血の色を匂わせる赤い色彩であるが、ホラー映画の監督が歌劇『マクベス』の演出を手掛けていると言う設定もなかなか興味深かった(それはアルジェント自身の願望なのかもしれない)。
更にショック映像にも磨きがかかり、鋭利なナイフを使っての惨殺シーン(当然のごとくメッタ刺し)を手始めに、ドアの除き穴からピストルの銃弾を貫通させて、女性の片目を吹き飛ばすシーンのスローモーション撮影はスタイリッシュでさえある。
ほんまジョン・ウーのアクション映画かと勘違いしちゃったよ、こっちは。
そして音楽もオペラとロックが意外な相乗効果を上げていた。
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