劇場公開日 2022年6月24日

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大人は判ってくれないのレビュー・感想・評価

全22件中、1~20件目を表示

5.0現在進行形の姿を映像に留めた奇跡

2017年7月28日
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鑑賞方法:DVD/BD
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牛津厚信

5.0忘れるだろう

2023年10月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

とても面白く共感した
子供は誰だってこんな風に思ってしまうと感じた。そして、大人になると自分が感じた息苦しさを忘れて無感覚になる。
この作品は大人が子供に対する理解のなさを鮮明に描いてる。原題の意味は違うそうだが、今作に関しては邦題の方がしっくりくる。

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HAL2005

5.0トリュフォーのデビュー作

2023年7月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

主人公は学校に通う少年、先生は訳のわからないことばかり言うし、家では夫婦喧嘩が絶えず、母親の不倫まで目撃してしまう。
嘘つきの常習者となり、叱られるのに嫌気が差し家出、父の会社でタイプライターを盗み、質屋で金に替えようとするが失敗、返しに行ったところ・・・。
主人公の周りにいる大人たちは、判ろうともしないのだ。

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いやよセブン

3.5護送車から見るパリの風景

2023年7月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

冒頭のパリの風景と護送車から見るパリの風景との対比が面白かった。時々、伴奏が流れる場面では、少年の生き生きした心情を表現していた。

少年鑑別所を脱走し、海辺まで逃れた少年のアップで終わる。今後、この少年はどうなってしまうのか、秀逸な終わりかただった。

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いなかびと

3.5何かを見つけて欲しかった

2023年7月7日
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子供の表情が生々し過ぎて
走る様や佇む様、
何を考えているのか

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JYARI

3.0トリュフォーは主人公と同じ環境でどう立ち直ったのか…

2022年10月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この映画は監督の自伝的要素が
込められているとのことだが、
作品の中の両親の、家族のことよりは
自分のことを優先する生活にまず閉口した。
その後、子供の学校での
トラブルを切っ掛けに一度は
家族らしさを持ち得たものの、
後段での、両親共に
子供を少年鑑別所に入れることを積極的に
進める性根には更に驚かされた。

そんな大人への子供の反抗心を
みずみずしく描いた作品ではあるものの、
しかし、犯罪レベルの
とても正しいとは言えない行動に
なかなか共感を得ることは出来なかった。

私が育ったのは、この映画と
時代的にはそれほど変わらないものの、
まだ保守的な日本社会での田舎の環境。
だから、私の子供の頃なんて大人が怖くて
反抗なんて出来なかったが、
幸いにも、今振り返ってみると、
叱られたことでもそれなりに正しいことを
教えられていたように思う。
だから、なかなか実感出来ない世界を
覗かさせていただいた印象の作品だった。

それにしても、トリュフォーも
彼から影響を受けたというスピルバーグも
家庭環境は決して好ましいものでは
なかったとのこと。
そんな中で彼らは世界的な映画作家に。
家庭問題で苦しんでいる若人にとっては、
そんな観点からも勇気を得られる
偉大な2監督と言えるのではないだろうか。

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KENZO一級建築士事務所

2.5逃げ場もない

2022年10月1日
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ジャンピエールレオ扮するアントワーヌドワネルは、教室でやり玉に上がっていた。クラスの他の者がきっかけなのにドワネルが立たされた。先生は怒ってばかり。たとえよい子であってもやる気をなくすバターンだな。家でも買い物を忘れてママに怒られた。宿題やる暇もなく、逃げ場がないね。

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重

4.0「居場所」を作ってあげることの大切さ。

2022年9月26日
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その方面の事情に詳しいわけではありませんが、評論子は。
しかし、子供の非行の大部分は、その子に「居場所」を作ってやれない大人の側にも大きな要因があるように思えてなりません。本作のアントワーヌの両親のように。評論子には。
曲がりなりにも、二人の子供を育ててきた評論子にも、わが身がどうだったのか、ずっしりと重たい気分が残ります。
観終わって、胸が痛い一本でもありました。

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talkie

4.0主人公の表情が何とも言えない

2022年9月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

子供にとって、家庭と学校が社会のほとんどを占める。そんな中で、複雑な生い立ちからか親や教師と上手く付き合えない不器用な主人公。

盗みを働き護送車に乗せられパリの街中を行く際、鉄格子で日常から切り離された側に来てしまったことを自覚したのか、主人公が流す一筋の涙。なんとも言えない表情をしている。

面会に来た母親から絶縁を言い渡されたあと、鑑別所から逃亡する主人公。走って着いた先は誰もいない海。オープニングのエッフェル塔と全く異なる光景。

最後、浜辺に佇む主人公の表情のアップの静止画で終わるその表情は、護送車のシーンと違い、子供っぽさのないとても冷めた表情に見えた。

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komasa

4.0大人をナメまくる

2022年8月22日
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鑑賞方法:映画館
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bloodtrail

4.0少年は海に何を見た?

2022年7月17日
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鑑賞方法:映画館
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osmt

4.0意味がないと思っていたシーンはラストにつながっていた

2022年7月9日
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しろくま

4.5狭さと広さの空間の対比

2022年7月7日
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鑑賞方法:映画館

実はこの名作は初見なのです。
今までに観る機会(TV、DVD等で)は何度もありましたが、流石にこれ程の名作はスクリーンで観たいと思っていると、何故かこの歳まで観る機会を逃してきましたが、今回はそれこそ千載一遇のチャンスと思い観てきました。
そして、鑑賞後なるほど今の私の目で観ても見事と思える傑作でした。

元々トリュフォー作品は個人的に、ゴダールに比べ「何処が“ヌーヴェルヴァーグの旗手”やねん!」と思えるほどに古典的な作風だと感じていて、本作も『自転泥棒』や『靴みがき』『鉄道員』などのイタリアのネオレアリズモ作品の影響を強く感じてしまいましたが、今回の映像の美しさから改めて“ヌーヴェルヴァーグの旗手”と呼ばれる事の意味を見つけた様な気がしました。

私が4歳の頃に作られた作品なので、パリであろうが大阪の西成であろうが、時代的な空気感と言うのは同時代にリアルタイムで生きていた記憶としての懐かしさが感じられ、当時のパリの街並みの美しさを感じると同時に、当時のパリの安アパートメントの狭苦しさや汚さの中に、私が産まれた当時住んでいた日本の貧しい長屋を思い出していました。
本作の中のアパートの中の狭さや、狭苦しい警察の留置所(あの有名な本作ボスターのカットがあの場所なのかと驚いた)とか、寝場所としての友達の工場の隅や遊園地の遠心力を使った遊具等々の閉塞感と、彼が歩き走り続けたパリの街並みと郊外の鑑別所から海辺までの道のりまでの開放感、そして海へと辿り着きストップモーションの表情でのエンディング等々の、狭さと広さの対比、静止と運動との対比の見事さ。ああ、これこそがヌーヴェルヴァーグたる所以だと感じ入りました。

劇場で観る事が出来て本当に良かった!!

追記.
・最後のシーン海岸だけど、今まで色々な映画で“ノルマンディー上陸作戦”を観た記憶から、まるであの場所が15年後のその場所に見えて仕方なかった。
・ヌーヴェルヴァーグとは?を聞かれて、説明する時に個人的には印象派絵画の誕生と比較するのが凄く分かりやすく感じてしまう。
発生の要因からその後の映画界への影響などもとても似ているし、そこにいた作家の個性の違いに関しても良く似ている。まさにカンバス(カメラ)を持って屋外に出ようである。
そして、ゴダールをモネとするならば、個人的にトリュフォーはセザンヌの様な気がする。

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シューテツ

3.5家が狭い

2022年7月3日
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角川シネマ有楽町でアントワーヌドワネル5部作一気見しました。初の長編とのことで、通してみると本作のみずみずしさを感じる。

まだあどけないジャンピエールルオーの表情もいいし。

母性が神格化されてないのはいいなあと思ったけど、もうちょっと愛されたかったよね。

学校の先生たちは理不尽で、フランスでも60年代はこんなだったのに、なぜ日本は同じように変わっていかなかったのかなと思った。

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hyvaayota26

3.0おれも判らない

2021年7月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 アントワーヌとルネ(パトリック・オーフェー)は悪ガキ仲間。悪いことをしてもいつもかくまってくれる。それでも作文によって改心しようとしていたのに、担任教師からはバルザックの盗作だとののしられ停学処分になってしまう。そこから、家出、独立を目指すのだが、無計画であり悪いことをしても微笑ましい。

 完全に子供目線から描いた映像はヌーヴェル・ヴァーグを切り開いたと言われる素晴らしい感性で表現される。しかし、ストーリーと少年の表情が上手く噛みあっていなく、心情を把握するのが難しい。そして、コミカルなシーンに惑わされ、素直に感情移入できないところが残念であった。

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kossy

4.0全く色褪せない…

2020年10月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

まずジャン=ピエール・レオの演技が素晴らしすぎる。12歳とは思えないクールな顔立ちだが、その少年のリアルな心情に鑑賞者は必ず共感することであろう。単純なストーリーではあるが、少年の感情がひしひしと伝わってくる。ラストシーンで彼は大きな海を目の前に何を感じたのか、それを考えるだけでこの映画を見た価値は十分にある。

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ジンジャー・ベイカー

4.5悲しい少年のレジスタンスにあるトリュフォーの映画愛

2020年4月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

誰からも愛されない非行少年のレジスタンス映画。13歳のジャン・ピエール・レオの何処に行けばいいのか判らない不安気な表情が、目に焼き付いて忘れられない。ジャン・ヴィゴの「操行ゼロ」を連想させるフランス映画の精神が息づいていることと、自由で視点の明確な移動撮影の新しい演出が瑞々しいこと。トリュフォー監督の子供たちに注ぐ理解と愛情深さが、自伝映画の枠を超えて、普遍性を持った映像詩になっている。鑑別所を脱走してひたすら走り続けるラストの、顔のアップのエンディングショットの映画らしさ。遊園地の遠心力を利用したアトラクションの描写にも映画愛のオマージュがある。人形劇を観る子供たちの目の輝きを捉えたシーンの素晴らしさ。心ある演出から生まれたヌーヴェル・ヴァーグの名作だ。

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Gustav

3.5子供とは思えない演技力てわ思春期の難しさ、もどかしさがストレートに...

2018年2月7日
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鑑賞方法:映画館

子供とは思えない演技力てわ思春期の難しさ、もどかしさがストレートに伝わってくる。浜辺での終わり方が良かった。

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tsumumiki

3.0もう何度寝落ちしたことか… でも好きな映画だった。 以下ポイントを...

2015年4月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

もう何度寝落ちしたことか…
でも好きな映画だった。
以下ポイントを上げていく。

トリュフォー監督の自伝的映画という事らしい。
トリュフォー自身、幼少期、親は喧嘩ばかりで、勉強出来ないから学校には居場所がなくて、唯一の好きな事は映画館で映画を観ることだった。やがて鑑別所に入れられた。

トリュフォーはこの少年役の役者を使い幾つも自伝的映画を撮っている。この少年の成長に合わせ、青年の時には自分が青年だった時のことを映画に。

スピルバーグはトリュフォーの特にこの作品が大好きで、未知との遭遇ではトリュフォーを学者役でキャスティングしている。
スピルバーグの生い立ちと彼の作品を見れば、何故トリュフォーが好きなのかわかる。スピルバーグも親が不仲で、勉強できないこだった。

映画オタク映画

町山智浩氏の解説参照

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saikimujin

3.0かまってちゃん?

2014年10月25日
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鑑賞方法:映画館

笑える

寝られる

トリュフォーの処女長編作。
作者自身の経験が数多く投影されているのは、処女作ならではなのでしょうか。

この作品の主人公たる少年のとる、社会規範からの逸脱行為。諸々の行動の累積は、成人の目から許されざるものとして取り扱われるのも致し方なし。
衝動コントロールの欠如、注意力の散漫さは、持って生まれた気質なのか。子供に特有といえるのか、それとも、特定の子供に特異的なものなのか。

社会は、大人は、どう彼らに接していくのか。そして、子供たちは?

今日も禅問答は続く。

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Nori