大いなる神秘 王城の掟

劇場公開日:

解説

インドの秘境に展開するアクション・ドラマ。ヴェルナー・イョルグ・リュデッケの脚本を「口紅殺人事件」のフリッツ・ラングが監督。撮影をリヒャルト・アングスト、音楽をミシェル・ミシェレが担当している。出演は「十戒」のデブラ・パジェット、「鮫と小魚」のポール・ハブシュミット、他にクラウス・ホルム、ザビーネ・ベートマン、ワルター・レヤー、インキジノフ等。製作エベルハルト・マイクマー。

1958年製作/西ドイツ
原題:Der Tiger von Eschnapur
配給:NCC
劇場公開日:1959年11月14日

ストーリー

インドが未だ統一されぬ頃、国内は数多くの王国に分れていた。各国の領主間には陰謀と戦争がくりかえされていた。ドイツ人の建築技師ハラルド・ベルガー(ポール・ハブシュミット)は、エシュナプール王国の国境附近で、一人の美貌の婦人に出会った。彼女はヨーロッパ人らしかった。その後、ベルガーは王国に行く途中で、虎に襲われた彼女を救った。彼女はゼータ(デブラ・パジェット)という神前で踊る舞姫だった。国王シャンドラ(ワルター・レヤー)はヨーロッパを外遊し、国内に病院や学校を建築するためにベルガーを招いた。ベルガーとゼータが到着した。彼女の危急を救った彼に、シャンドラは感謝し友人として遇した。シャンドラは南国でみそめたゼータを愛していた。ベルガーは古い洞窟や地下道を調査して歩いた。そこでハンセン病患者を閉じこめた部屋を発見した。ゼータは神殿の高位高官の居並ぶ前で舞を舞った。ここは外国人の入ることが厳禁されていた。ところがベルガーは地下道を掘っているうちに神殿の一部に出てしまった。ベルガーはゼータに愛を告白したが、国王によって王宮内の島に連れ去られた。王の異母兄ラミガニがゼータの監視をした。虎狩りの日、ゼータはラミガニの手下に拉致されそうになったが、王が発見して救われた。ベルガーを愛するゼータのために侍女バラーニは彼を島まで案内した、これをラミガニ一味が目撃し、シャンドラ王に告げた。怒った王は二人の関係を調査した。ベルガーは危険を感じ、ゼータを誘って逃亡を企てた。これを察知した王は、ベルガーを迷路に誘いこみ虎の檻にとじこめた。その頃、彼の姉と義兄が彼の安否を気づかって王国にやって来た。王はベルガーと虎を対決させ、虎を倒したら逃してやるといった。虎は倒された。彼はゼータと二人で酷暑の砂漠に逃れた。ラミガニは後を追わせた。二人は熱さと渇きに疲れ、追手の追求から必死の逃走をつづけた。が、遂に力がつきた。二人は禿鷹の舞う下に倒れてしまった……。

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