劇場公開日 1980年12月20日

「ジャケットほど内容は強烈では無いが」エクスタミネーター たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ジャケットほど内容は強烈では無いが

2013年11月11日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

ジャケットには、メットを被ったマッチョが火炎放射器を噴射している素敵な画が(アメリカの配給会社が勝手に作ったそうで、いい仕事してます笑)。
当時、ビデオのパッケージを見た時、これはとんでもないバイオレンス映画だな!と思って観たら、そうでも無かった。

内容は「狼よさらば」「タクシードライバー」の流れを汲む、無秩序な街への怒りがテーマで、ニューヨーク派の監督グリッケンハウスが、当時の治安の悪さに嘆き、その怒りを脚本にしたそうです。

本作の良いところは、主人公をあくまで怒りの1市民として描き、ヒーローにはしないために残虐描写を控えなかったところですね。

内容がとくに目新しいものではなく、主人公も平凡な容姿のため、処刑シーンだけが際立っています!
ネズミに生きたまま食わせたり、人肉ミンチ、水銀弾ぶちこむ、バーベキューなど、有名な首チョンパ(スタン・ウィンストンがいい仕事してます笑)は今見てもエグイ。

主役のロバート・ギンティは、その後の作品がTV放映時に、「炎のエクスタミネーター」「怒りのエクスタミネーター」「必殺エクスタミネーター」と改題されてしまうという、本作が唯一の代表作ですね。

個人的には愛嬌のある下ぶくれフェイスが好きだっただけに、その後の作品に恵まれなかったのが残念です...合掌。

たぁ〜ちぃん