「アンチ狼男映画」ウルフェン みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)
アンチ狼男映画
ニューヨークを舞台にした太古の猛獣ウルフェンの都市伝説を描いた本作だが、ホラー映画にしては地味で重たかったのは明らかに監督の人選ミスだろう。
マイケル・ウォドレー監督が、69年アメリカ合衆国で開催された歴史的な野外コンサートの一部始終をドキュメントした *『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』は確かに音楽映画の傑作だけど、ホラー映画との関連性はどこにもないからね。
当時話題になったウルフェンからの視点を視覚効果で表現する手法は、その後『プレデター』へと受け継がれて行くことになる。
本作には『ダイ・ハード』でマクレーン刑事の相棒としていい味を出していた黒人警官役のレジナルド・ヴェルジョンソンも出演していましたね。
* スタッフとしてマーティン・スコセッシ監督が参加していた。
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