劇場公開日 1948年11月

「潜水艦物映画ではなかった」海の牙 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0潜水艦物映画ではなかった

2013年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

総合:55点
ストーリー: 55
キャスト: 65
演出: 65
ビジュアル: 50
音楽: 60

 潜水艦物映画かと思いきや、実のところはそうでもない。舞台が潜水艦で殆どが艦内での撮影であるというだけ。その中で終戦前後の混乱をサスペンスとして描かれた映画。密命を帯びて盲目的にあくまでそれを遂行しようとするもの、戦争終結によって殺し合いから解放されることを望むものなど、それぞれの立場が交錯していく。「海の牙」という邦題にはそぐわない内容である。
 登場人物はそれなりに多いために誰がどんな人なのかが充分にわかる前に物語が進行してはっきりしない。けっこうばらばらに話が進み、全体的に小さくまとまった感じ。音楽や映像も時代を感じる。

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Cape God