劇場公開日 2002年12月28日

「マンボゥ!!!!!!」ウエスト・サイド物語 オレさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0マンボゥ!!!!!!

2017年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

興奮

NYにて対立を繰り返す2つの不良グループのエスカレートしていく抗争を背景にした2人の男女の悲恋を歌と踊りを交えながら描いた傑作ミュージカル作品のひとつ。

完全にララランドに頭やられたので古いのも観てみます笑。
日本でもよく舞台で上演されてるイメージが強い今作。
Y時の足上げ以外情報がなかったが以外と長い笑。結構観るの悩んだ笑。

しかしこれまた面白い作品。
冒頭から踊るわ跳ねるわ戦うわでもう縦横無尽!しかも全て真顔!笑
序盤の掴みと世界観の作り方が圧倒的すぎて急に踊り出すのわけわかんないとか考えてるヒマもないくらいのスピードで引き込まれる。あの前傾姿勢の煽りポーズめちゃくちゃ好き笑。
しかも彼ら決して「オレたちは音楽や踊りがなけりゃ生きていけない!」的な様子や発言を全くせずに日常生活の動きの一環として踊っている。さらに言えば踊っていた際の記憶がないんじゃないかってくらいに踊ってないときは普通笑。
このギャップがなんか癖になる笑。そして次いつ踊り出すのかものすごく楽しみにしている自分がいた笑。

シャーク団とジェット団の抗争を本筋にしながらもマリアとトニーの恋愛を描いた内容も本作の重要な内容であるため実質2つの話を描いた作品になっている。
出会って一目惚れして周りが見えないくらいに惹かれ合う2人を頭空っぽに描いてるように見えるが要所要所のダンスシーンがカラフル&パワフルで飽きがこない。
しかも抗争の果てに悲しいラストが待ち構えていて2つの話をしっかり一つのまとめとしてアーティスティックに締めていて素晴らしい。

ミュージカルかつ芸術的にも素晴らしい作品。
マンボゥ!!!!!!のダンスシーンとリフを失ったジェット団が落ち着くためになぜか踊るシーンが好き。

オレ