インナー・スペース

劇場公開日:

解説

マイクロ・チップによってミクロ・サイズに縮小され体内に入った探査艇の冒険を描いたSFXファンタジー。監督は「グレムリン」のジョー・ダンテ、製作はマイケル・フィネル、エグゼクティヴ・プロデューサーはスティーヴン・スピルバーグ、ピーター・グーバー、ジョン・ピータース、共同エグゼクティヴ・プロデューサーはフランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ、チップ・プローザーの原案を本人とジェフリー・ボームが共同で脚本を執筆、撮影はアンドリュー・ラズロ、音楽はジェリー・ゴールドスミス、視覚効果スーパーヴァイザーはデニス・ミュレンが担当。出演はデニス・クエイド、マーティン・ショートほか。日本版字幕は戸田奈津子、言語アドバイザーはビートたけし。

1987年製作/アメリカ
原題:Innner Space
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1987年12月5日

ストーリー

サンフランシスコのべクター・ラボ研究所で今、世紀の大実験が行なわれようとしていた。元パイロットのタック・ペンドルトン(デニス・クエイド)が実験用ポッド<探査艇K2>に入り、科学者オジー・ウェクスラー(ジョン・ホラ)の合図に従って今しも縮小化されウサギの体内に入ろうとしていたのだ。2枚のマイクロ・チップのうち1枚が探査艇に組み込まれ、残りの1枚はコンピュータ内部にセットされた。が、そのとき、ケンカー博士(フィオナ・ルイス)率いるスパイ団が所内に乱入、セットされていたマイクロ・チップが盗まれた。彼はこの計画を横盗りしようとしていたのだ。オジーだけが辛くも逃げだしたが殺し屋アイゴー(ヴァーノン・ウェルズ)に撃たれて息たえだえとなり、その直後、出会い頭にぶつかったジャック・パター(マー・チン・ショート)のお尻に注射器を刺してしまう。こうしてタックが乗り込んだ探査艇は注射器を通してジャックのお尻から本人の体内へと入ってしまう。自分が人間の中に入ったことなど知る由もなかったタックだが、モニターを使って外界を見てようやく事の重大さに気づいた。許容酸素量は24時間しかないのだから、速くこのことをジャックに知らせなければ脱出できなくなってしまう。その頃、マーガレット博士の研究所では黒幕のスクリムショー(ケヴィン・マッカーシー)らが、探査艇をぶち込まれたのがジャックであることをつきとめ、ジャック誘拐の指令がアイゴーに下った。探査艇に組み込まれたマイクロ・チップを奪い、手もとにあるそれを合わせ新たな実験を行なおうとしていたのだ。ジャックの体内のタックは中耳まで探査艇を移動させて本人とのコンタクトに成功、かつての恋人であるジャーナリスト、リディア・マックスウェル(メグ・ライアン)と連絡するよう指示するが、偶然にも今彼女が取材しようとしていた不思議なカウボーイ(ロバート・ピッカード)こそスクリムショーと接触しマイクロ・チップを入手しようとしていた人物だった。タックを元の身体に戻すには2枚のマイクロ・チップが必要で1枚は探査艇に組み込まれ、もう1枚はスクリムショーの手にあったのだ。それを手に入れるために、ジャックとリディはカウボーイをマークするのだった。しかし敵もさるものでアイゴーをミクロ化して探査艇のマイクロ・チップを奪おうとジャックの体内に送り込んでくる。体内では壮絶な一騎討ちが始まった。タックはアイゴーを胃の中に誘い胃液で溶かしてしまう。そしてタックはジャックのくしゃみと共にようやく体内から脱出することができた。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第60回 アカデミー賞(1988年)

受賞

視覚効果賞  
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映画レビュー

3.5序盤はやや切れ味悪いが、中盤以降は波に乗って面白くなる

2018年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

80年代に「スピルバーグ製作総指揮」という言葉が万能の力を持つ中、ジョー・ダンテ監督とスピルバーグという「グレムリン」コンビが生み出した画期的なSFアドベンチャーがこの作品だ。今改めて見返してみると、序盤の描き方にスマートさが欠けるような印象を受け、なかなか本題に入らないまどろっこしさも残る。本編時間が2時間と長いのも、スロースターターに陥った要因か。

しかし、その後はどうだろう。タックとジャックの心と体が入れ替わったかのように展開する関係性は極上のバディムービーであり、さらに「小さくなる」という趣向が不測の暴走を遂げていく様もあまりに楽し過ぎる。やがて勇気と冒険心を手に入れたジャックの表情は、まるでスピルバーグ作品で見かける少年たちのよう。「ミクロの決死圏」などのDNAを受け継いだ体内描写も、CGのないご時世、ILMの力を借りて陶酔すべき映像マジックとして高品質の仕上がりを見せている。

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牛津厚信

2.0見た。

2023年12月31日
PCから投稿

古い映画。

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プライア

0.5ミクロの決死圏からシリアスな所が無くなった完全な出鱈目映画。

2023年7月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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マサシ

0.5騙されました

2023年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

最低でした。 延々と退屈な はなしが続くだけでした。 [S・スピルバーグ製作総指揮のSFコメディ] との宣伝文句だったので きたいしたのですが、 完全に騙されました。 私は これまで [スティーブン・スピルバーグ製作] というだけで無条件で しちょうしていましたが、 今後は控えるようにします。

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