劇場公開日 1982年12月4日

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「改めて見ると、ファンタジーなのに特にこうはんは妙にリアル。 地球に...」E.T. 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

2.5改めて見ると、ファンタジーなのに特にこうはんは妙にリアル。 地球に...

2016年3月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

改めて見ると、ファンタジーなのに特にこうはんは妙にリアル。
地球に適応出来ないとか感染の疑いだとか手術を試みるとか子ども向けの作りだし夢もいっぱいなのに展開はシリアスでスピルバーグが何かメッセージを込めて作ったのではないかと勘ぐりさえする。

記憶の中では、もっと長い時間E.Tといて友情を深めて感動のラストのイメージだったけど、割と淡々と説明もなく話が進んで行き謎は謎のままラストへと向かうので、物語としては何だか消化不良だった。
だけど、字幕にも関わらず子どもたちは真剣に見てたので、そっちが本当だと思う。

ところどころに散りばめられてる遊び心と有名なシーン(月をバックに自転車で飛ぶシーンやぬいぐるみに隠れて身を隠すところ、夕日を背に仲間と自転車で飛ぶところにラストの別れのシーン)はとても良かった。
特に好きなのは、兄貴が友だちにBMXで来いと言った時の意を決した友だち達のリアクション。
いつまでも印象に残るシーンが沢山あるのがスピルバーグの凄いところなのかなと思う。
CGじゃない良さも多分にある。

奥嶋ひろまさ