アンドリューNDR114

劇場公開日:

解説

人間になることを夢見るロボットの姿を描く感動作。SF界の巨頭アイザック・アシモフの同名小説(創元SF文庫刊)の映画化。監督は「9カ月」のクリス・コロンバス。脚本は「悪魔を憐れむ歌」のニコラス・カザン。撮影はフィル・メフュー。音楽は「ディープ・インパクト」のジェームズ・ホーナー。出演は「パッチ・アダムス」のロビン・ウィリアムス、「悪魔を憐れむ歌」のエンベス・デイヴィディッツほか。

1999年製作/131分/アメリカ
原題:Bicentennial Man
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
劇場公開日:2000年5月13日

ストーリー

近未来。郊外に住むマーティン家は家事用ロボット、NDR114号(ロビン・ウィリアムス)を購入した。アンドリューと名付けられた彼は、幼いリトル・ミスと友達になり、彼女から人間について学んだ。やがてリトル・ミス(エンベス・デイヴィディッツ)は成長し、結婚して子供も生まれたが、アンドリューとの交流は続いていた。いつしか人間のようになりたいと願うようになっていたアンドリューは自由を求めて旅に出た。そして、友人となった発明家のルパート(オリヴァー・プラット)からロボットが人間に近づける可能性を知った。かくしてアンドリューは大切な人となっていたリトル・ミスの孫娘ポーシャ(エンベス・デイヴィディッツ=二役)と同じように生きたいという切ない想いから、人間になる決心をするのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第72回 アカデミー賞(2000年)

ノミネート

メイクアップ賞  
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写真:AFLO

映画レビュー

3.0時の流れを感じさせる長さ〜

2024年2月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD

泣ける

楽しい

知的

出てきたロボットが、当然ながら

ロビン・ウィリアムスそっくりで

その量産型ロボットが
あちこちにいると思うと怖い(笑)

最初の方はロビン・ウィリアムスの
コミカルなセリフや動きが
楽しく観られるけれど
だんだんに人工知能が感情を持つことの

難しさや怖さも感じる。

ただ、ターミネーター的な

怖いロボットになるのではなく、
人間になりたいロボットのお話。

人間とは生命とはなんだろう?
改めて考えさせられれます。
コロナ自粛の時間のある今観るのに良いかも〜。

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

ちょっと長いかな〜
まあ、ロボットが人間らしい人工皮膚を手にするまで
確かに100年くらいじゃ無理なので
ロビン・ウィリアムスがなかなか生身で出られない。
だからかもしれけど人間の見かけになってからも
どうも長いがする。

自分が恋した女性の婚約パーティーを邪魔するくだりは
もうちょっと端折れたのでは?
まあ、ロビン・ウィリアムスのコミカルな面を
存分に出せるところではあるけれど〜

途中にガラテアという名の女性アンドロイドが出てくる。
ご存知の方も多いと思うけど

ギリシャ神話に出てくる女性の名前で
アンドリューと反対に、人間が彫像に恋をして

神の力で人間にしてもらった女性の名前。
そういうところでニヤッとさせられますね。

私の様にイイ歳して一人暮らしだと
アンドリューみたいなロボットがマジで欲しいわ。
看取ってくれて、後の整理をしてくれたら
別に自分に惚れてくれなくてもイイです(笑)

で、主人公はロボットで死なないから
時間の流れは200年に及ぶ。
始まりは比較的現在に近いので普通の景色だけど

年を追うごとに街の風景が未来に変わって行く。
人々の服装も未来になって行く。
その変わり方も結構、見モノです。

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星のナターシャnova

4.0 1976年に発表されたアイザック・アシモフの短編小説である『 B...

2024年2月16日
PCから投稿

 1976年に発表されたアイザック・アシモフの短編小説である『 Bicentennial Man / 邦訳:聖者の行進』を1992年にロバート・シルヴァーバーグが長編化した原作『 The Positronic Man / 邦訳:アンドリューNDR114』を基に制作されたロボットが人間になることを目指すSFヒューマン映画。

 下記2点が気にならない人はこの映画を楽しむことができるだろうと思う。
①ロボットのクオリティ
②窓から落下したことで回路に損傷を来し、結果、ロボットが「人格」という自動性を獲得するという都合の良い設定

 SFは都合の良い設定がないと話にならないので、自分的には上記①②を受け入れる事ができ楽しく見る事が出来た。ただRotten Tomatoesの評価は非常に悪いので、世間的には受け入れられない人の方が多いのだろう。現在の映像クオリティでリメイク版を見てみたい映画である。

 なお、この映画でも出てくるアイザック・アシモフが提案したロボットが従うべきルール「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」の3つはロボット工学3原則と呼ばれ、単なるSFの小道具にとどまらず現実のロボット工学にも影響を与えたとのこと。

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疲れたおじさん

3.0見た。

2023年12月31日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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プライア

4.0心を癒したい時に観る映画

2023年8月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

あったかいファミリーものなのかなぁ…と見始めたところ、中盤に差し掛かったあたりから急展開。

ロボットが人間のために犠牲になる、よくある展開が待ち受けていると思いきや、人間とは?愛とは?を深く考えさせられるストーリーだった。

娘夫婦が離婚してシングルマザーとして育ていたのが印象的で、人間同士だからといって、相手を理解して、繋がりが生まれるわけじゃないんだな、と。

ラストは涙涙。
アンドリューにとって、人間が定めた定義なんて本当は必要ではなくて、自分が自分を認めてあげることが大事で、それが本当に心を持っている証拠なんだと思った。

心がささくれている時に、また見たい映画。

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Halu
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