アンツ

劇場公開日:

解説

フル3DCGアニメーションで描く昆虫のアリが活躍する冒険ファンタジー。監督はMTVやCMで活躍したエリック・ダーネルと、「シンプソンズ Homer3」のティム・ジョンソン。脚本は「カーテン・コール」のトッド・アルコットとクリス・ウェイツ、ポール・ウェイツ。音楽は「ザ・ロック」のハリー・グレッグソン=ウィリアムスと「フェイス/オフ」のジョン・パウエル。声の出演は「地球は女で回っている」「ワイルドマン・ブルース」のウディ・アレン、「スフィア」のシャロン・ストーン、「クリムゾン・タイド」のジーン・ハックマン、「大いなる遺産」のアン・バンクロフト、「コップランド」のシルヴェスター・スタローン、「マウス・ハント」のクリストファー・ウォーケンほか。

1998年製作/83分/アメリカ
原題:Antz
配給:UIP
劇場公開日:1998年11月14日

ストーリー

Z(声=ウディ・アレン)は体力がないのにトンネル工事を強いられている働きアリ。自分の望む道は他にあると信じる夢想家でもある。Zの住むコロニーでは、マンディブル将軍(声=ジーン・ハックマン)が独裁的に振舞っていた。甘やかされて育った王女バーラ(声=シャロン・ストーン)はマンディブルと婚約していたが、将軍との結婚など考えたくもなかった。バーラはお忍びでバーへ行き、偶然Zと知り合う。バーラに魅せられたZは、親友の兵士アリであるウィーバー(声=シルヴェスター・スタローン)と入れ替わり兵士として観兵式に出てバーラと再会しようとする。が、Zは精鋭部隊の兵士として白アリ軍団との戦いに駆り出されてしまう。戦いは壮絶なものとなるが、ひょんなことでZだけが生き残り、英雄として祝福される。しかしZが兵士アリでなく働きアリであることがバレてしまい、焦ったZはバーラをさらって逃亡してしまう。Zは勝ち気なバーラと衝突しながらも、幾度のトラブルも乗り越え昆虫の楽園インセクトピア(公園のゴミ箱)にたどり着く。いつしか心を通わせたZとバーラだが、バーラは追手に見付かりコロニーへ戻されてしまう。一方将軍はトンネル開通式の日に働きアリたちをトンネルに閉じ込めて水責めで殺し、独裁国家を作ろうと企んでいた。Zはコロニーへ戻って皆にマンディブルの陰謀を報せ、人柱ならぬアリ柱を作りトンネルから地上へ出ることに成功する。将軍を倒し、真のヒーローとなるとなったZは、バーラと結婚し、自分の望んだ道と思い直し、またコロニーで働きはじめるのだった。

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映画レビュー

3.5『アンツ』にだって輝くものがある!

2018年2月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、CS/BS/ケーブル、映画館

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思い出しレビュー30本目。
『アンツ』

アリの世界を舞台にしたドリームワークスCGアニメ。
ピクサー/ディズニーの『バグズ・ライフ』との競作・同時期公開が話題に。

何と言っても、この超豪華声の出演!
ウディ・アレン、シャロン・ストーン、シルヴェスター・スタローン、ジーン・ハックマン、アン・バンクロフト、クリストファー・ウォーケン、ダン・エイクロイド、ジェニファー・ロペス、ダニー・グローヴァー…!
こういう作品にウディを起用したのがユニーク。
彼演じる働きアリのZは、神経質でインテリチックな皮肉屋で…ウディそのもの。
人間世界にもアリの世界にもウディみたいな性格はいるようで。
他のアリたちも演者のイメージが反映されている。

ストーリーの面白さ的にもキャラの可愛さ的にも、圧倒的に『バグズ・ライフ』の方が人気で、こちらの知名度は低い。あのテーマ曲はバラエティーでも使われ、知ってる人はいるかも…?
でも、人間社会をアリの世界に置き換えた…と言うより、紙一重のような社会構図の風刺。
ベタではあるが、主人公アリの奮闘。
アリたちの大群衆や洪水などのCG技術。
決して『バグズ・ライフ』より見劣りしていない。
再見の価値…キャッチコピーに掛けて言うなら、『アンツ』にだって輝くものがある!

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近大
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