アメリカン・ポップ

劇場公開日:

解説

あるユダヤ人移民の家系を追いながら、ジャズ、フォーク、ロック、パンクなどのポピュラー音楽の変遷と時代の風俗を織り混ぜて描いたアメリカ近代史。監督は「フリッツ・ザ・キャット」「指輪物語」で知られるアニメーション作家ラルフ・バクシで、彼が得意とするロトスコープ・アニメーション(実写で撮影した人物の動きをなぞるアニメーションの手法)の集大成を目指して製作した力作。脚本はロリー・カーン、編集はデイヴィッド・ラミレス。音楽は、スコアをリー・ホルドリッジが書き、デューク・エリントン、チャーリー・パーカー、エルヴィス・プレスリー、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、セックス・ピストルズなどの曲がふんだんに流れる。81年、日本公開直前にお蔵入りし幻の作品となっていたが、「ヘヴィメタル」の再公開記念前夜祭レイトショー『アニメーション・フィルムナイト』で東京のみ、1週間限りの限定で上映された。

1981年製作/アメリカ
原題:American Pop
配給:アップリンク(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント提供)
劇場公開日:1996年1月26日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.5第二次世界大戦が 『シング・シング・シング』で、 『アズ・タイム・...

2024年4月10日
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マサシ

2.5四世代の挫折と成功

2022年11月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

記録映像と実写を混ぜながらリアルなアニメーションをロトスコープという手法で当時としては実験的で珍しい方法だったのか?

劇中で流れる音楽が特に60年代後半が印象的で豪華な選曲、ピストルズの「PrettyVacant」がニューウェイヴな雰囲気で誰かのカバーか、初めて聴くバージョンだった!?

アメリカの音楽史を辿る内容にしてはグラムやパンクを端折っている感は否めない。

ラルフ・バクシは知らなかったがロバート・クラムの『フリッツ・ザ・キャット』を監督した人ってだけで本作を観る理由はあったかな。

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万年 東一

4.0ロトスコープ・アニメーション

2021年4月10日
Androidアプリから投稿

ラルフ・バクシ監督が アメリカ音楽に関わった
四世代のユダヤ系アメリカ人の人生に音楽史を絡めて描いている

ロトスコープ・アニメーションについては 議論があるらしいが
1981年公開を考えると、かなり実験的な映像に仕上がっているように思う

使用楽曲が46曲にも上り、サウンドトラックはない

若い時は惹かれなかったのだが
破滅的なトニーの場面で流れるジャニス・ジョプリンの歌声にしびれてしまった

アニメーションに詳しい世代は これをどうとらえるかな

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jarinkochie
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