アメリカン・グラフィティのレビュー・感想・評価
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【1962年のカリフォルニアを舞台に、高校を卒業した4人の若者の一夜を描く群像ドラマ。エンディングの字幕からも伺える通りアメリカンドリームの終焉を暗示した作品である。】
ー『スター・ウォーズ』のジョージ・ルーカスの出世作である'60年代の熱い青春を描いた群像ドラマ。-
■高校を卒業し、翌日には都会の大学へ旅立つことになっているカートとスティーブンは、高校生活最後の夜を楽しもうと、仲間たちと夜の街へ繰り出す。
大学に行かずこのまま街に残ろうかと思い悩むカートの想いは、夜が更けていくに連れて少しずつ変化していく。
◆感想
・1962年のカリフォルニアが舞台という事で、二回りも違う私は置いて行かれそうになる。
ー 私のレビューが老成しているように見えるのか、私をお爺さんと思っている方が多く、平日でも有難い事だが、勤務中に多数の共感を頂く。
だが、出来れば18時以降にして頂けると有難いです。(ホント、スイマセン。)-
・今作は高校を卒業した4人の若者の一夜を描く群像ドラマであるが、その中で今では滅多に見ないアメ車や、一夜の女性を求める若者たちの姿が描かれる。
■劇中に流れる音楽は、殆ど分からなかった。今作は1960年代に青春時代を過ごした方々には響くんだろうなと思った作品である。
<今作で響くのはエンドロールで流れる4人の若者の生涯である。あるモノはベトナム戦争で戦死し、あるモノは堅実な人生を送っている事が語られる。
この作品は、未来ある少年4人の未来に希望と、不安を抱えた一夜を描いた作品なのである。>
アメリカンなグラフィティ‼️
高校を卒業する若者たちが自動車を乗り回し、ローラースケートを履いたウェイトレスがいる風景は、本当にアメリカならではで、そこに当時流行のロックソングがちりばめられているのだから、我々の親世代はそれは熱中したはず。ジョージルーカス監督が後に「スターウォーズ」を製作するとは思えないほど、ユーモア満載で描き出したノスタルジックなムードは心温まるものがあり、若者だけに限らず全ての世代に共感を呼ぶ、力強さに溢れている。
ジョージ・ルーカスの描いた青春物語に感謝をしたい。
時代を再現した風景がいい。
全編に流れる音楽がいい。
仲間との時間がいい。
未熟な若者たちがいい。
憧れと仲間と卒業と岐路
全てが甘酸っぱい青春の物語
この映画が無かったら「もしかして」、、、
スター・ウォーズを作れなかった。
ハリソン・フォードは裏方のまま終わる。
リチャード・ドレイファスの人生も変わっていた?
ロン・ハワードも監督として作品を作っていない?
信用のない若い監督の低予算映画は
後の映画界の礎になった。感謝しかない。
※
不思議だ。ちゃんと映画になっている。
などと、偉そうなこと云うほど映画を知っている訳じゃ無いけれど。1960年代初頭のアメリカが舞台の青春群像、ということで、様々な男女の青春恋愛映画なのですが、ゴチャゴチャでさっぱり把握しきれませんw
最初、誰が誰なのか覚えきれないままに映画が進行してしまいました。いや、頭が良い人なら把握しきれるのかな。私には、せいぜい頭に残っていたのは車を借りて有頂天のメガネ君ぐらいでした。まあでも、特徴有る出来事が増えて行くにつれ、その流れを徐々に追うことが出来ました。
その中、起承転結を合わせているのでしょう。乱暴のように見えて実は優しい、いい加減でふざけているように見えて、思いやりがあって人間味のあるところが見え隠れして、ウソをついて身を飾り付け、それが露呈してしまい飾り気のない自分をさらけ出せば、真実の愛のようなものが得られた、みたいな? 意外な真実が明かされたり? 多重にまったく別の話を重ね合わせ、それぞれのパーツを重ね合わせると、一枚の絵が完成している、そんな感じなのでしょうか。最後にはあらゆるエピソードが一点に集まり、朝日をバックのエンディング。なんか素晴らしい。やっぱり生意気云うようだけど、ちゃんと映画の流れになっている。不思議だ。素晴らしい。
そして、登場人物が実在の人ってことは、ある程度は実際に起こった話なのかな。それらをまとめ上げたのは、若きジョージ・ルーカス。成る程、納得です。
加えて、若きハリソン・フォードの出演も光ってますね。数々の名曲も美しく、楽しい映画でした。
人生で最も影響を受けた映画です!!
古き良きアメリカの一夜を描いた青春映画の金字塔!!!
始めて見たのは中学三年生の頃でした。
ファッション=IVY、コットンパンツ、ローファー、ボタンダウン、和柄のアロハシャツ、リーゼント
車=アメ車、シトロエン、ビートル、カスタムカー
音楽=ロックンロール、ドゥアップ、インスト、ウルフマン・ジャック
すべてが新鮮で刺激的でワクワクしました。
子供から大人へと旅立とうとする若者達の、他愛のない日常的な一夜を甘酸っぱく描いています。
エンディングで、底抜けに明るいビーチボーイズの「オールサマーロング」が流れ・・・
大人となった主人公達の厳しい現実がクレジットされる・・・
その落差が切ない映画です。
情報で溢れかえる現代の若者に理解できるかわかりませんが、ぜひ見てほしい名作だと思います。
うそーこれジョージルーカス監督作品なんですね。スターウォーズ以前は...
うそーこれジョージルーカス監督作品なんですね。スターウォーズ以前はこんなノスタルジックな作品も残してたんだ。甘酸っぱい青春群像劇ふーんて感じで見てたら登場人物のその後の人生模様がエンドクレジットで出てきて切なくなりました。同級生が横並びでいられる最後の一刹那なんだよね。
音楽だけが懐かしい
リチャードドレイファス扮するカートヘンダーソンは、奨学金を得たが大学へ行くのを1年延ばそうかと友達に言った。高校卒業時の青春真っ盛りを如何に楽しむか。校則も無く、ロックにダンパに車にデートにと興味はわく。しかし今、一夜の出来事のこの映画を観ると、音楽などに懐かしさはあっても特に感動は覚えないしヤマ場も無かったね。
ああ青春!
初公開時は高校生でした。ロードショーを見逃して、遠くの劇場まで追いかけました。60年代のアメリカのごく平均的な若者像だが、とてもキラキラしていてうらやましかったです。4人の男子のうち、チャールズ•マーティン・スミスに自分を投影していたのを覚えています。ベスパが欲しくて仕方なかったな。サントラも擦り切れるほど聞きました。やっぱり最高です。
ほんの一日の他愛ない出来事に凝縮された青春スケッチの映画らしさ
ジョージ・ルーカス監督の青春回顧とベトナム戦争激化前のカリフォルニアの青春讃歌。夕方から翌日の明け方までの他愛もないエピソードを、4人の高校卒業生でスケッチした演出にルーカス監督の映画感覚溢れる。主人公はまだ無名に近いリチャード・ドライファス、後に監督として名声を得るロン・ハワード、ジェームズ・ディーンに似た雰囲気を持つポール・ルマット、そして一人道化の役柄を好演するチャーリー・マーティン・スミス。60年代ポップスがノスタルジーを増幅させる。朝焼けのドラッグレースシーンの素晴らしさ。このルーカスの演出タッチに好印象を持つも、「スターウォーズ」で期待が外れ落胆したのが記憶に残る。
ノスタルジックな青春映画
ちょっと背伸びしたい年頃の若者達が、
アメ車に乗って・・・。
どこか懐かしい、そんな映画でした。
運転席の若者と助手席の少女のやり取りが
微笑ましく、その年代の少女ならではの
可愛らしさが上手く表現されていました。
エンドロールの製作者名に👀でした。
NHKBSを録画にて鑑賞
もっともっと遠くへ
もう何度見たのだろうか
映画館でもレンタルでも見たことはないけどテレビでやるたびに必ずと言っていいほど見ています。
ここ最近はやらなかったな〜
中学生の頃に2枚組のサントラを買ってから30年以上
いまだに聴いても心がウキウキしてきます
久しぶりに見た感想は、『グッド・ウィル・ハンディング』に似ているのだな〜と
あっ、逆か。
ひとつの場所にこだわらず世界を広く見て回れと
人は経験を積んで生きているのだから経験は何ものにも変え難い財産になるのだと私も思います
今までと違う見え方がしてきました、映画は変わらないのにいる側の経験や年齢が重なればそれだけ見えてくる気がつける部分が増えてくるのでしょうね
何年経っても色あせない作品
今度はいつ見られるのだろうか
もう今から楽しみでなりません。
この映画で人生構築された
1962.カリフォルニア州の内陸の田舎街が舞台。
今V8のアメ車に乗り両切りラッキーを吸い続けてるのは、45年前16でこの映画を観たから。それだけ衝撃的だった。レコードが擦り切れたのはコレとWhat's Going Onだけ。
一本の映画って人生変えちゃう力がある。
この後のルーカスコッポラ、ロンハワードが映画に与える影響も鑑みればとても重要な一本だったのではないかと思ってしまう。
…そして当時は気づかなかったけど、黒人が一人も出てこない。。
50年代風のアメリカ青春映画
旅立ちの前の前日の一夜の話。
監督ルーカス、製作コッポラというのが今考えるとすごいと思う。ハリソンフォードなども出演しており名監督、名俳優などの新人時代が見れる。改造車やロックがたくさん登場するとこが見どころ。
60年代の音楽とウルフマン・ジャックのDJが流れ、彼等の進路や恋...
60年代の音楽とウルフマン・ジャックのDJが流れ、彼等の進路や恋愛の苦悩を上手くからませ表現されてます。この映画は60年代の音楽が嫌いな人だと楽しめないだろうな。子供の頃に見たときは、そんなに面白い映画だとは思わなかったのに、60'sを好きになり、映画好きとなった今では、全く違った印象があった。
DVDジャケットが素敵に作品を表現
レトロな雰囲気を存分に味わえた(*^^*)
観終わってからこのジャケットを見ると、この作品の全てが凝縮されていて素敵だなぁ~って思う♪
グラフィティとは壁の落書きの意味。
誰も唄わないけれどミュージカル
全編に当時のヒット曲がかかり続ける
場面説明、心理描写、盛り上げ
全てがそれで行われている
普通の劇伴奏のサウンドトラックに相当するものは皆無
画期的な音楽の使い方だ
4人の夏の終わりの一夜のストーリーが並列で進行してそれぞれに絡みつつ、それぞれに終わる
グランドホテル形式に似てるが少し違う
若者が悩んだ末に自ら答えをだし新しい道を一人歩みだすというテーマを結論にブレずに伝える脚本構成はお見事
夜の街の撮影主体ながら、美しく夏の暑い空気感まで感じさせる撮影も見事
1962年アメリカがアメリカであった最後の光景を活写している
本作には誰一人黒人は登場しない
カメラに映り込みすらしない
この街には黒人がいないかのようだ
これもまた当時の白人中心のアメリカの心象風景なのだ
見えていない
10年後の1972年、黒人がヒーローの映画黒いジャガー シャフトが大ヒットする
その10年の間に、ベトナム戦争、黒人公民権運動と暴動、ビートルズ、ヒッビーが登場してアメリカが変わった
いや、現実のアメリカを直視し目に映るようになっただけだ
変わったのはそこだ
若き新人俳優の頃のハリソンフォードが台詞付きのいい役を貰って頑張ってます
経験してないけど懐かしい
高校を卒業する男四人組の掛け替えのないワンナイト。チンピラに絡まれながらも一緒にイタズラして最後には街を去る真面目ネルシャツのカート。少女といやいや過ごす袖まくりタバコの走り屋ジョン。童貞を卒業して車盗まれて殴られるメガネのテリー。カートの妹と付き合ってるのちに保険屋になるスティーブ。
ドライブインでだらだら、カーナンパ、大人に酒買ってもらおうとする、カーラジオ、プロム、など洋画あるあるが沢山。
リアルタイムで見た世代は時代のパッケージに懐かしみ、自分のような世代は見れば見るほど自分の青春時代に想いを馳せるので深い味わいが湧いてくる。
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