アメリカン・ウェイ

劇場公開日:

解説

現代アメリカを構成するありとあらゆる事象を次から次にコケにしてしまう海賊放送局の活躍を描くブラックコメディ。エグゼキュティブ・プロデューサーはキース・ケーヴル、製作はローリー・ケラーとポール・コーワン、監督はモーリス・フィリップスで本作品デビュー作になる。脚本はスコット・ロバーツ、撮影はジョン・メトカーフ、音楽はブライアン・ベネットが担当。出演はデニス・ホッパーほか。

1986年製作/イギリス
原題:The American Way
配給:シネセゾン
劇場公開日:1988年2月13日

ストーリー

ヴェトナム戦争の後遺症をひきずった搭乗員で構成されている海賊TVキーステーション“アンクル・スラム”はハードロックを鳴らしながら雲の間を飛んでゆくオンボロB-29爆撃機の中にあった。常に冷静沈着なキャプテン(デニス・ホッパー)率いる反逆精神あふれるこの海賊放送局“SM-TV”は、地上のゲリラ中継局と電波を結び、全米ネットワークのあらゆる番組に電波ジャックする。ある日キャプテンは、タカ派の次期大統領候補ウィラ・ウェスチングハウス女史(ナイジェル・ペグラム)のTV演説を聞き、この“アメリカにとっての危険分子”の大統領当選を阻止すべく、女史のプライベートな弱みを見つけ出そうとするとともに、キャンペーン妨害に介入する。クルー達は彼女の偽善をさらけ出す情報探しにやっきになり、焦点を女史の出席するカントリーソングの大会に絞った。当日、女史の工作による空軍の追撃を奇跡的にかわしたクルー達は、この番組の乗っ取りに成功、会場に突っ込み女史の正体--女装した男性であることを暴露するのだった。

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映画レビュー

3.0"SMTV"

2020年1月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

空飛ぶ海賊、TVジャック、D・ホッパーは船内?機内から一歩も出ない楽そうな出演シーンばかり!?

単純明快、くだらな過ぎる物語に良い雰囲気のB級感炸裂で、隠し味はD・ホッパーの存在感!隠れてはいないけれど!?

ドイツでヴェンダース、カナダで監督乗っ取りなど世界各地?で大活躍、イギリスのコレが一番バカ丸出しで楽しい。

デレク・アンド・ザ・ドミノス、キンクス、ジミヘン、オジー・オズボーン、ジョーン・ジェット、アリス・クーパーなどロックンロール炸裂かと思いきや、80's特有のダサいポップなミュージックがエンディングロールで流れる、そんなデタラメさも含めてカルトにはならないが、カルトな風味全開でSFちっくな愛すべきB級映画ではある。

SMTVのロゴが可愛い、ステッカーとかTシャツが欲しくなるデザインで。

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