ア・フュー・グッドメンのレビュー・感想・評価
全23件中、1~20件目を表示
尋問のシーンが最高
公開当初、高校生くらいだったから、観てトムクルーズかっこいい〜って思ったことくらいしか記憶に無く。再視聴。
キャフィとジェセップの対決シーンは見もの。
軍の法廷という特殊な舞台でのやり取りが面白い。
迫真の演技で巻き戻して何度か観てしまった。
キャフィが最後の尋問前に水を飲んで手が震えている所からの、ジェセップに犯行を自白させるまでがすごい。キャフィの絶対に成功させるという気迫と緊張感の中、上手く相手を逆上させて自白させる流れにはちょっと鳥肌モノだった。
2人の演技が最高。
最後の、ドーソンの「我々は弱い者ののために戦わねばならない。彼のために戦うべきだった。」というシーンで終わる点もとても良かった。
序盤のキャフィと、最後に敬礼した時のキャフィでは顔つきが全然別人のように見えるのにもグッと来た。トムクルーズが演じる成長物語けっこう好き。
つか、初めての法廷でこの出来って天才としか思えない。
変に恋愛要素も無くて良かった。
駆け引きがいい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何らかの秘密を握った下級軍人が大尉たちに殺される。
これにより裁判が行われることになり、弁護士トム・クルーズが登場。
大尉達は大佐の命令を忠実に実行したのだと証言する。
偽って罪を認めれば半年くらいの刑で済む公算が高かったが、
一本気な彼らはそれに応じない。あくまで命令を実行しただけと言う。
以後は法廷でのシーンが多くなる。
トムの涼やかな弁論と天才的な駆け引きによって、
証人喚問された大佐自らの口から、それが命令であったとの証言を引き出す。
大尉たちは無罪。しかし軍はクビになった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
駆け引きがおもしろい。デミ・ムーアは別にいらない気もするけど。
大佐は自分が指示したことを認めた際に逆上して言う。
「誰のおかげでお前らはゆっくり寝られるんだ、我々ではないか」
人道的には間違いでも、組織を守るには必要な命令ではある。
日本の官僚や政治家みたいな私利私欲・保身のための命令ではない。
軍全体を守るべき上層部にとっての正義と、一般人の正義とでは異なる。
大佐は彼なりの正義を全うしている。これを一言で悪と言うことはできない。
命令したことを認めなかったのも、自分が抜ければ軍にとって痛手だからである。
一方、大尉の方は正義を行いたいと思って軍に入っており、
常に忠実に命令に従い、今回のことでも嘘をつくことを拒んだ。
それが原因となり、軍をクビになる。正義などあったものではない。
しかし彼は言う、「(被害者)を助けることが正義だったんだ」
去り行く彼にトムが声をかける、「正義を行うのに軍服はいらないさ」
なかなかにシビれるやり取りである。
若手弁護士キャフィーに天晴
冒頭から二人の被告人を弁護するべく奮闘していく中で、最大の証人であるキーマンの自殺など暗礁に乗り上げる場面もあったが、物語の佳境でジャック・ニコルソンから、コードRの命令元が自分であったと言わせたトム・クルーズの法定での攻めが観ていてスゴく気持ちが良かった。
何回見ても面白い
海兵隊キューバ前線基地で起こった、内部殺人事件。
軍事法廷サスペンス。よかったのは2点。
・9割近くが法廷。そこでのやりとり。
・恋愛要素が全くない。
中盤までは、話が絡み合ってて全く先が見えない。
その後、トムが「!」とヒントを見つけてからが、おお!と。
事件を起こした兵士2人、自分たちの意思?それとも命令??。
基地の大佐(トップ)が、ジャック・ニコルソン。
いやーさすがですねえ、重鎮っぷり半端ない。
怖いのなんの。大佐の前では、みんな小僧扱いだもんな。
ラストシーンにはちょっとほろり。
観てよかった〜。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「お前には真実は分からん」
You can't handle the truth‼️
トム・クルーズvsジャック・ニコルソン‼️軍隊という組織が舞台、軍隊内での落ちこぼれに対する規律や制裁(コードR)がテーマ、そして法廷劇‼️「ソーシャル・ネットワーク」や「スティーブ・ジョブズ」の脚本家であるアーロン・ソーキンが、軍隊組織に潜む闇、命令の当事者である軍隊上層部、犠牲となる兵隊、軍隊のために命令を実行するのが当然と信じる実行者の兵隊、そして容疑者とはいえ上官たちに挑まねばならない主人公の弁護士たちの奮闘を無駄なくまとめ上げ、ロブ・ライナー監督が凄まじい緊張感の中に描き出した法廷映画の超傑作ですね‼️上官の命令でコードRを実行し、無罪とはなったものの除隊させられてしまう兵隊たち‼️「命令でやったんだけれども、それは正義ではなかった」と涙ながらに自戒する兵隊たちの姿にこの作品の真のテーマがあって、深く考えさせられます‼️トム・クルーズが上官の不正を暴く、血気盛んな軍隊所属の弁護士を演じていて、当時20代後半の彼にとってまさに適役ともいえる好演‼️相棒に扮するデミ・ムーアも、映画で描かれた女性の軍隊服姿のナンバーワンですね‼️あまりにも美しい‼️私にとっては「ゴースト ニューヨークの幻」の彼女よりもはるかに魅力的だと思います‼️ただやはり短い出演シーンの中で、場をかっさらうのはジャック・ニコルソンですね‼️トム・クルーズに人にものを頼むときの講義をしたり、デミ・ムーアへの台詞 "男にとって一番嬉しいのは女上司に◯◯◯してもらうことだ"、そしてクライマックスの法廷での台詞 "お前に真実はわからん" ‼️その迫力の演技というか顔芸‼️子供に見せたら泣き出しますよ、絶対‼️「シャイニング」の顔芸も凄かったのですが、この人の存在感が映画の格を一つも二つも上げていると思います‼️
アメリカ海軍基地内での殺人事件。 軍法裁判で陪審員が全員士官という...
アメリカ海軍基地内での殺人事件。
軍法裁判で陪審員が全員士官という特殊な状況。
敗色濃厚な状態からの逆転劇は見応えがあった。
ただ、大佐があまりにも感情に流されやすい人間だったから勝てただけで、冷静にしらを切られていたら負けていただろう。
また、実際に殺人の実行行為を行っているのに、命令に従っただけだから無罪というのも異常な気がした。
トム・クルーズとニコルソンが打ち消しあったか…
少し期待しすぎたか。狂気の空気をまとうジャック・ニコルソンと軽快なノリのトム・クルーズ。良いところを打ち消しあってるなぁ…
重厚な撮影をしていればガラリと雰囲気の変わる作品だろうな。
トム・クルーズ:鈴置洋孝
トム・クルーズは遊び人風エリートがよく似合う。見せ場はクライマックスのジャック・ニコルソンとの対決シーン。法廷ドラマのベスト10に入る面白さ。
上官命令に従ったのに軍法会議では敗訴して除隊。単純に考えると凄く理不尽。だからこそトム・クルーズの最後の台詞「制服だけが名誉じゃない。」が生きてくる。米軍では何が正義なのか・・・。ジャック・ニコルソンが逮捕されたのが唯一の救いか。
海外ドラマ24を見たあとなら分かるが海兵隊の誇りは忠誠心。忠誠を誓うは上官殿ではなくアメリカ合衆国大統領。上官殿はあくまでも直属の上司にすぎない。間違っていれば審判を下すのはアメリカ合衆国大統領(厳密には軍法会議)。現場の間違った忠誠心は大日本帝国陸海軍を参考にしたのかな。
面白かったかどうかというと面白かったんだけど、若干雰囲気に流されて...
面白かったかどうかというと面白かったんだけど、若干雰囲気に流されて感動しがちな作品ではある…果たして命令を下した大尉1人を悪者にして解決、良かったねで済まされる問題なのだろうかと、観賞後ちょっと後味の悪さを覚えた。
トムクルーズとジャックニコルソンは私の見たい彼らを見せてくれて、その点では大満足なんですけどねー。
巨大権力に立ち向かうトム・クルーズとデミ・ムーア
うわっ、面白い!
巨大権力に立ち向かう若き弁護士。こういう見始めたらずっと目が離せなくなる映画って好きです。
さすが「スタンバイミー」や「ミザリー」など数々の名作を生み出しているロブ・ライナー監督。伏線の効いた脚本にテンポの良さとキャスティングの良さ、最高でした。
「You have to ask me nicely」
ものすごい迫力でしたね~、ジャック・ニコルソン怖かった(笑) 「もっと丁寧に頼め!」や「我々が守ってやってるんだ、それが気に入らなきゃお前らが最前線に立て!」って感じのことを言うシーンすごかった! ジェセップ大佐・・・ジャック・ニコルソンのおかげで数々の映画の登場人物の中でかなり好きなキャラクターです(笑)
コードレッド(暴力的制裁)
実話を元に作られた軍事裁判モノ。
トム・クルーズとデミ・ムーアの制服姿がとても美しく似合っていた。
威圧的な司令官をジャック・ニコルソンが好演。
国を護る為、高い意識を持ち日々過酷な訓練をし、その
任務に就かれている人々の存在を思った。
感謝の思いと共に、暴力的、権威主義的であってはならないと感じた。
BSフジを録画にて鑑賞
必要悪を裁く・・
映画の基になった事件はグアンタナモ湾の米国海軍基地で1986年に起こった事件で海兵隊員のウィリーは10人の仲間たちから拘束、暴行され丸刈りにされました、肺からの出血で重症となりましたが命は助かったそうです、指揮官のアダム大佐はノースカロライナ州の軍法会議で起訴されましたが有罪にはなっていません。指揮権の濫用を重く見た海軍上層部は大将3名を基地に派遣し隊員たちに粛清を訓示したようです。原作・脚本のアーロン・ソーキンは海軍の裁判官擁護軍団に勤務していた姉のデボラから事件の話を聴いて触発され創作しました。
国防総省は撮影協力を拒んでいます、触れられたくない事案だったのでしょう。
そもそも軍事行為は有事と平時では真逆なダブルスタンダードです。殺すのは行き過ぎですが焼きを入れる程度の上官の暴行は必要悪とされ、古今東西、軍隊では日常茶飯事だったでしょう。
だからこそ、映画にまでして問題提起した製作陣こそ少数派、まさにFew Good Men。
メッセージ性を別にすれば法廷ものとしては凡庸です、見どころはハーバード・ロースクール出の青二才(トム・クルーズ)やパワハラの権化(ジャック・ニコルソン)を適役が見事に演じていることくらいでしょうか、地味ですが裁判長役のJAプレストンが光ってました。
すでにセルフプロデュースの達人
1993年2月劇場公開時鑑賞。
トムさん修行時代。演技派のベテランの胸を借りて、無理に背伸びはしないが、美味しいところはしっかり持っていき、自分の見せ方をよくわかっている、そんな感じ。
トータルでは良くも悪くも「よくできた映画」。特に何かダメなところがあるわけではないし、役者陣も良かったと思うが。
エンターテイメント
すごく良いですね、大好き。
トムの魅力が良く出ている。
ただ、内容の深いヒューマンドラマかと言われればそうでもない。
ただ非常に上手に、綺麗に、軍が持つ問題を「撫でて」いて、
テーマとして取り扱った、法廷エンターテイメントである。
エンターテイメントとして一級品であり、全ての俳優が最高の演技をしている。キャスティングが素晴らしい。
この作品が大好きだ。だからこそ、注釈するが、社会派ドラマとしてどうか、と言われたら点数は低い。
役者陣の競演を見る映画です。 軍事裁判の話で、最初は用語とかどぎま...
役者陣の競演を見る映画です。
軍事裁判の話で、最初は用語とかどぎまぎしますが、全体の話はすぐ分かって来ます。誰が悪い奴かもすぐ分かります(笑)
とにかくいい役者が、それぞれの味をこれでもかってくらいに見せつけて来ます。さあ、誰のファンになりますか?
みんなそれぞれよすぎて、残念ながら私には決定打がなかった。途中まではデミムーアだったんだけど…
ところで、なぜか忘れちやってないか、被害者、これかわいそすぎでしよ。
最後の敬礼は見応えありです。
全23件中、1~20件目を表示