劇場公開日 1978年1月14日

「現実と非現実をいきなり繋いでしまう小粋な演出に驚いた」アニー・ホール Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0現実と非現実をいきなり繋いでしまう小粋な演出に驚いた

2015年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

楽しい

知的

総合:75点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:70点|音楽:20点 )

 いきなり時代も場所も違う場面を繋げてみたり、現実と心の声を切り替えてみたり。初めて観たときに、その演出の小粋さと斬新さに驚かされた。頭も薄くなった小柄でひょろくてさえない見た目だけど、ニューヨーカーでユダヤ人で常に皮肉だらけで内容が薄っぺらの軽口ばかりたたき続けるウッディ・アレン本人を描くやりかたは、その才能を感じるには十分だった。個人的にウッディ・アレンの存在を初めて強く意識させられることになった作品。

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Cape God