悪魔の棲む家(1979)

劇場公開日:

解説

ニューヨーク郊外のアミティヴィルにある一軒の屋敷を舞台に、そこに住み始めた一家が遭遇する数々の超常現象を描く恐怖映画。製作はロナルド・サランドとエリオット・ゲイジンガー、監督は「さすらいの航海」のスチュアート・ローゼンバーグ。ジェイ・アンソンのノンフィクション「アミティヴィル・ホラー」(徳間書店刊)を基にサンダー・スターンが脚色。撮影はフレッド・コーネカンプ、音楽はラロ・シフリンが各々担当。出演はジェームズ・ブローリン、マーゴット・キダー、ロッド・スタイガー、ドン・ストラウド、マーレイ・ハミルトン、ジョン・ラーチなど。

1979年製作/アメリカ
原題:The Amityville Horror
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1980年3月29日

ストーリー

1974年11月、ロングアイランドのアミティヴィル。雨の夜、とある屋敷で、一家の長男が両親と弟妹を惨殺するという事件が起こった。そして逮捕された彼は“家が命じた”という謎の言葉を残した--。それから1年後、ジョージ・ラッツ(ジェームズ・ブローリン)と妻キャサリーン(マーゴット・キダー)は3人の子供のためにも広い家が必要になり、破格な安さのその屋敷を購入する決心をした。それから1カ月後、5人がその屋敷に引越して来た。しかし、ジョージは、引越してすぐ、その屋敷の異様さを感じた。冬だというのにハエが群がったり、訪れたデラニー神父(ロッド・スタイガー)が、恐ろしい声を耳にしたり、奇妙な出来事が続いたのだ。デラニーは若い神父を伴い再びアミティヴィルの屋敷に向かうが、屋敷に近づくにつれ、車のハンドルが動かなくなり、そのまま木に激突した。彼は、この異常にただならぬものを感じ、教会の上層部に力を借りようとするが、彼らはとりあってはくれなかった。一方、ジョージは、明らかにおかしくなりはじめていた。憑かれたように斧に執着しはじめ、一心に斧を磨いていた。ラッツ家に降りかかる異変は激しくなる一方で、怖れたキャサリーンは、デラニーに助けを求めに行くが、デラニーはすでに魔力にうちまかされ失明し、今では生ける屍と化していた。偶然、図書館でアミティヴィルの屋敷にそっくりのものが載っている本を見つけたジョージは、それが悪霊の集まる家であることを知った。一方、キャサリーンは、新聞社へ出かけ、1年前の事件を調べてみた。すると犯人の顔が、まぎれもなく夫ジョージのものであることに気がついて驚く。雨の中を急いで屋敷に向かったキャサリーンは部屋で斧を磨き終え、妻や子供を探す狂気を宿したジョージの姿を目にした。しかし、斧を床に振り落した瞬間、彼は正気にもどり、妻と子供を連れて脱出を図った。屋敷は、まるで感情があるように床を震わせ、壁をきしませた。ジョージが愛犬ハリーを連れに地下室へ行くと、マグマのような気味の悪い泡が吹き荒れ、ジョージはその中に引きこまれるように落ちた。必死に地獄の井戸から這い上がるジョージ。やっとハリーを連れて屋敷からのがれると、雨と稲妻の中で、屋敷はまだ不気味に息づいていた。彼らは、その屋敷を捨てて逃げた。それは彼らが引越して来て以来、28日目の悪魔の家からの解放だった。

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映画レビュー

2.0格安の家には気をつけよう

2018年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

 1年前に長男が一家惨殺事件を起こした家を格安で手に入れたラッツ夫妻。キャシー(キダー)には連れ子が3人いたが、女の子エイミーは空想の友達ジョディを相手に遊ぶようになった。そのほかドアが開かなくなったり、キャシーの弟の金がなくなったりと奇妙なことが次々と起こる。また、神父のデラニー(スタイガー)が気持ち悪くなって家には近づけなくなってしまう。

 最終的には入居1ヵ月くらいして、家を放棄するに至るのだが、大した展開もなく怖さもない。地下室には先住民の牢屋があるとか言われてたけど、それを改修することもなく放置。ハエがいっぱいいたことも印象に残るが、演出不足が否めない。

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kossy
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