青い恋人たち

劇場公開日:

解説

エーゲ海に浮かぶサントリー二島に休暇を過しにやって来たアメリカ人カップルとフランス娘の奇妙な三角関係を描くドラマ。マイク・モーダーがフィルムウェイズ(現在はオライオンに吸収合併されている)のために製作。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョエル・ディーン。「青い珊瑚礁」のランダル・クレイザーが監督・脚本、バジル・ボールドゥリスが音楽を担当。撮影はティモシー・ギャルファス。全編にティナ・ターナー、シカゴ、エルトン・ジョンらの音楽が流れる。サントリーニの他、デロス、ミコノス、クレタ島で撮影された。出演はピーター・ギャラガー、ダリル・ハンナ、ヴァレリー・クィネッセン、バーバラ・ラッシュなど。

1983年製作/アメリカ
原題:Summer Lovers
配給:ヘラルド映画
劇場公開日:1983年5月21日

ストーリー

エーゲ海キクラデス諸島の最南端に位置するサントリーニ島は今、夏。世界中から若者たちが集まってきている。アメリカから来たマイケル(ピーター・ギャラガー)とキャシー(ダリル・ハンナ)は、つき合い始めて5年たち、最近はちょっとダレ気味といったカップルである。2人は海を眼下に見おろす白亜の家を借りる。マイケルは双眼鏡であたりを見ているうちに、浜辺で見かけた不思議なムードを漂わすフランス娘の姿を発見。翌日、買い物に出かけたマイケルは、あのフランス娘に会う。彼女はリナ(ヴァレリー・クィネッセン)といい、なにかと問いかけるマイケルに「質問はきらいよ」と一言言い切る。2人は洞窟にゆき、キスをする。。マイケルは、キャシーに他に好きな人が出来たと告白する。怒ったキャシーは町へ出かけ、ヤンに誘われるままに、彼の部屋へ行くが、抱かれる寸前に逃げ出す。その頃、マイケルとリナは愛し合っていた。翌日、キャシーはリナの家へゆく。彼女に、リナはマイケルを奪うつもりはないという。リナは妻子ある男との恋に破れ、今はサントリーニ島で遺跡発掘調査隊に参加しているのだと話す。次の日、キャシーはマイケルをリナの仕事場につれてゆく。キャシーは得意のカメラでリナの仕事に協力することになった。やがて、リナが2人の家へ引っ越して来て、3人の共同生活が始まり、マイケルはキャシーとリナを平等に愛しあう。そのうち、キャシーの母ジーン(バーバラ・ラッシュ)が友人のバーバラと前触れもなくサントリーニ島にやってきた。。3人の生活を自分の目で見て驚く母。リナの心にある種の不安がしのび込む。3人のフリーな関係が逆に束縛に思えてきたのだ。リナの姿が家からきえた。マイケルらはリナを探し求めるが、見つからない。休暇はあと一週間残っているが、マイケルとキャシーは帰国することにした。2人が家を出たとも知らずにリナがやって来る。彼女は2人を追って飛行場にモペットで急ぐ。飛行機に乗り込む寸前だった2人は彼女の姿をみて笑みを浮かべ、帰国は取り止め。3人は再び海辺でたわむれる。

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