
M・アントニオーニ自身の短編小説を映画化、4つの話とプロローグ、挿話、エピローグからなり、メインの4話をアントニオーニが、その他の部分をW・ヴェンダースが監督をしている。第1話は「ありえない恋の物語」。旅先で出会った魅力的な女とその後も女を愛し続けた青年が、数年後に再会し、一夜をともにするが、身体に触れることなく、ただ見つめるだけで去って行った。第2話は「女と犯罪」。映画監督が港町で美しい女を見つめていると、その女が近づいてきて、自分は父親を殺したが無罪になったと言い、今夜会おうと誘ってくる。その晩、彼は彼女の部屋を訪れ、熱い一夜を送り、明け方部屋を出るのだった。第3話は「私を探さないで」。パリで偶然出会った男と女が関係を続けて3年になる。男の妻パトリツィアはあきらめて一人暮らしを始める。その頃、出張から帰ってきた実業家は、妻が消え、家の中が空っぽになっているのに驚く。パトリツィアと実業家が知り合い、二人はお互いの境遇に共感を覚えるのだった。第4話は「死んだ瞬間」。青年が若い女性を見初めてあとを追うが、彼女は修道院に入ると言って去ってしまう。


