愛の昼下がり

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愛の昼下がり

解説

エリック・ロメール監督が1960年代から70年代初頭にかけて発表した連作シリーズ「六つの教訓話」の最後の1編。パリに事務所を構える弁護士フレデリック。郊外で妊娠中の妻や幼い娘と暮らす彼は、不満はないがどこか満たされない日々を送っていた。そんなある日、フレデリックは旧友の元恋人クロエと偶然再会する。それ以降、クロエは頻繁にフレデリックのもとを訪れるようになり、フレデリックもまた彼女との関係を夢想する。実生活でも夫婦のベルナール・ベルレーとフランソワーズ・ベルレーが主人公とその妻を演じた。クロエ役に、歌手やモデルとしても活躍した女優ズーズー。シリーズの他作品のヒロインたちが、主人公の白昼夢に登場する。2021年4月、「エリック・ロメール監督特集上映 六つの教訓話 デジタル・リマスター版」で上映。

1972年製作/98分/フランス
原題:L'Amour l'apres-midi
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2021年4月23日

その他の公開日:1996年2月3日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1972 Les Films du Losange

映画レビュー

3.5学習中の大人

2023年2月18日
Androidアプリから投稿
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あまおと

2.5煮えきらないオトコとタートルネック

2022年7月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

仕事、家庭生活は順調だが、どこか、何か足りない?もしくは渇望している旦那のよもやま話を淡々と。これがエスプリかと言われると?なところ。
まあ、あんな時代から馬鹿な夢物語を考えてるのがオトコというもの、ということまでは理解できる、しかしそこまでの内容。

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ho

5.0六つの教訓話シリーズにある共通点である男の女性への揺らぎを今回も超絶的巧みさで描いている

2021年8月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

冒頭の浴室でのやり取り場面の形を変えてクロエと同じ事する反復などや脚本のうまさやキレのあるカットと編集に惚れ惚れして、それを最大限に活かすネストール・アルメンドロスの自然な光の柔らかさを意識した撮影と照明は今回も冒頭から炸裂していて相変わらずうっとりさせられる。(もちろん今の映画なら当たり前な映像だが同時期の映画のルックと比較するとアルメンドロスがいかに素晴らしいか分かる)
特にクロエの屋根裏部屋に踏み込む時の異世界迷宮感のある撮影とカメラアングルもなども見事で奮っている。

近年のエロ漫画やエロゲームによくある媚薬ペンダント(カラータイマーみたいに光る!)を空想して白昼夢に浸る主人公の姿を、シュールで滑稽ならずに上品に見せるのもうまい。(やり過ぎると『昼顔』みたいになる)

クロエや奥さんでもあるエレーヌ達女性陣もとても魅力的でファッションなどもピシッと決まってカッコいい。

70年代パリのデパートの佇まいや通勤列車の風景が空気感も含めて何度も再見したくなるほどに魅惑的な作品。

個人的にローメル作品は、好きだけどなんとなく語り難い雰囲気が漂うのはインテリアオシャレ感のある会話劇が主体だからかもしれませんが、もっと俗なところや記録風俗としての映画として楽しんでます。大好きな『夏物語』や『秋の恋』もいつかレビューしたい。

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