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解説

福岡県大牟田市出身の映像作家・港健二郎が、故郷の大牟田で体験した「三井三池争議」を題材に撮り上げた人間ドラマ。デジタル化の波が押し寄せる大きなうねりの中、ある女性キャスターの成長を描く。プロデューサー、監督、カメラマン以外は全て福岡、大牟田在住のスタッフでそろえた。

ストーリー

原陽子(岡本美沙)は、地元のテレビ局・福岡中央テレビ(HCT)の売れっ子ニュースキャスターだが、職業上の大きな曲がり角に立っている。経営難に直面したHCTの企業合理化で、キャスターとリポーターの兼任を迫られたのだ。HCT自体が、キー局のBSデジタル放送や地上波のデジタル化という地方局の根幹を揺るがす事態に直面していた。陽子は、職場の上司で恋人・森嶋純一(四方堂亘)に、キャスター専任を働きかけるが、彼の反応は鈍い。森嶋自身が製作部長に抜擢されたばかりで、リストラを推し進める立場に立っていたからだ。陽子の相談相手であり、局内で唯一心を許している深町誠治は、社会部の放送記者だ。ある夜、陽子は深町と出かけたバーで、劇団女優の塚本詩織という若い女性と出会う。陽子は、詩織が大牟田市の出身だと聞き、彼女に親近感を覚える。東京で生まれ育った陽子だが、父親の謙作は大牟田出身だったからだ。数日後、陽子は詩織の舞台を取材する。詩織の故郷・大牟田を舞台にした『ひびきの石』という演目で、40数年前の1960年。石炭合理化にともない1200名もの指名解雇撤回を求めた「三井三池争議」を、現代の若者の視点で振り返る意欲作だ。陽子は、かつて三池の労働者であった父・謙作の謎の沈黙を大きな契機として、そのとき「三井三池」で何が起こったのかを検証し始める。...

スタッフ

監督
脚本
港健二郎
原作
港健二郎
製作総指揮
石川幸男
企画
大坪和彦
秋山亮介
製作
勝隆俊
吉光清都
猿渡広司
チーフ・プロデューサー
天海翔
プロデューサー
松井守
小池健三
撮影
馬場良秀
美術
安元孝憲
音楽
岡本美沙
録音
藤川一哉
照明
多田俊一郎
編集
河島東史子
衣装
岡嵜祐子
スタイリスト
清水O子
ヘアメイク
甲斐都
森田光子
VE
安木茂之
制作主任
川上理
助監督
本田克哉
記録
河島東史子
スチール
大橋弘
配給プロデューサー
近藤和夫

作品データ

原題 Hidaruka
製作年 2005年
製作国 日本
配給 映画「ひだるか」製作上映委員会
上映時間 113分

提供:株式会社キネマ旬報社

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