もっこす元気な愛

劇場公開日:

解説

脳性麻痺の障害者・倉田哲也さんと健常者の恋人・美穂さんの、結婚までの奮闘の日々を捉えた長篇ドキュメンタリー。監督・撮影は「Documentarist 寺田靖範 セルフドキュメント」の寺田靖範。第79回本誌文化映画ベスト・テン第6位、日本映画ペンクラブ賞 会員選出ベスト5文化映画第3位、山形ドキュメンタリー映画祭2005 ニュー・ドックス・ジャパン部門出品、文化庁支援作品。

2005年製作/85分/日本
配給:もっこす元気な愛製作委員会
劇場公開日:2005年12月17日

ストーリー

熊本市内にある小さな一軒家。 玄関には大きな文字で「共生ホーム・元気」と書かれた看板がぶらさがっている。 「元気」には、ささやかな夢をもって生きる 哲也と、仕事も家庭も失った小説家志望のリョウジ、仕事の後のビールをこよなく愛する爽やかな青年ヤスヒロが暮らしている。 ある昼下がり。 奥の部屋で哲也とフィアンセの美穂が真剣な眼差しでパソコンに向かっている。 「私たちの結婚を認めてほしい」 哲也の言葉を一文字ずつ、気持ちを込めながら 打ち込んでいく美穂。 ひとり暮らしの彼女の母に宛てた手紙をリョウジにも読んでもらい、何度も書き直す。 4年前、哲也と美穂は友人の結婚式で出会った。 しだいにふたりは、互いを心の支えとして愛し合うようになり、結婚を考えはじめたのだった。 しかし、美穂の母は反対して認めようとはしない。その理由は、哲也が脳性まひで両腕を思うように動かすことができない身体障害者だから。 哲也は、手の代わりに足を器用に使って何でもこなす。食事はもちろん、携帯電話でメールを打ったり、パソコンを使って仕事をしたり。そして、自動車の免許取得にも挑む。 どんなことがあっても前向きに生きようとする哲也とその生き方に惹かれた美穂。 ふたりは母の説得を何度も試みるが、娘を想う母の気持ちとはどうしても噛み合わない。 哲也のささやかな夢。それは、美穂の母と楽しく一緒に食事をすること。 哲也と美穂の愛は「元気」の住人たちを巻き込みながら、明日へ向かって突き進む。

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スタッフ・キャスト

監督
製作総指揮
馬垣安芳
プロデューサー
神吉良輔
音楽
趙博
ナレーション
辛淑玉
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映画レビュー

2.5本人の講演付きで

2019年4月7日
Androidアプリから投稿

実際に本人が車に乗ってきていたので、車も見せてもらった。

障害が障害にならない熱意には驚くばかりで、言葉もない。

首都高速にチャレンジした際の事故は、大した事がなかったから安堵で笑ってしまった。
奥さんの家族の心配も理解出来るし、本人たちの思いも分かる。
障害が無くても、人には悩みや苦労が付きまとう。
同じことだと吹っ切って頑張るしかないのだ。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)