ユニットバス・シンドローム
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ユニットバス・シンドローム

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解説

別れた彼女のことが忘れられない男が、この世に未練を残す少女の幽霊との奇妙な交流をする。短編「きれいにするとこからはじめよう。」で注目された山口智の初長編監督作。日常に消えてしまいそうなせつなさをすくい取る感覚を評価され、ドイツのハンブルグ国際短編映画祭招待をはじめ、国内外で数々の評価をうけた。

ストーリー

別れた彼女を忘れられないフジモト(山中崇)は、ユニットバスの天井裏に彼女との思い出を大切に隠し持っている。そんなフジモトを見かねた友人たちは、彼を励ますために友人ダイスケ宅で“失恋サプライズパーティー”を企画していた。本当はフジモトの為のパーティーだが、友人たちはダイスケのサプライズパーティーだと偽って、秘密のゲストであるフジモトをバスルームへと隠す。彼はそこでも、ついユニットバスの天井裏を覗き込んでしまう。するとそこには、別れた彼女にそっくりなシノハラ(勝俣幸子)という女の子が座っていた。彼女はなんと、数年前にその部屋で自殺した幽霊で、成仏できずに住み着いていたのだ。「忘れられたくない、だからここに居るの」。過去に今なお思いを残すシノハラの言葉に、別れた彼女への思いを重ねていくフジモト。形は違っても、二人が求めているものは同じだった。それは、自分という存在の意味。自分のいない世界でも、自分は生き続けているのだろうか。それを確認するかのように、ふたりはある行動にでる。何かに突き動かされるように、シノハラを連れて彼女の実家へと向かうフジモト。まるで、自分が別れた彼女に忘れられてない事を確かめるように。そして、憶えていてほしいという希望を胸に秘めて。車を持つケンジを誘い出し、シノハラの実家へと向かう3人。久しぶりに実家に帰ったシノハラは、自分のいない日常をおくる父、母、弟、友人を静かにみつめ続けた。そこには、薄れていく記憶の中でも自分のことを忘れていない人たちがいた。しかしその一方で、自分がいないことで成立している家族の姿がそこにはあった。喜びと悲しみがこみ上げる中で一つ確かなことは、もうここにはいられないという現実。すべてを確認したシノハラの心は平安で満たされていた。「私は忘れられていない」。帰路につくフジモトは、そんなシノハラに自分を重ねていく。そして居場所を探すシノハラを、自分の家に招くのだった。...

スタッフ

監督
脚本
山口智
プロデューサー
平林勉
撮影
多田正悟
美術
小川奈緒子
音楽
上野和徳
録音
森元智典
照明
良知暁
編集
山口智
助監督
中澤佑
スチール
良知暁

キャスト

作品データ

製作年 2004年
製作国 日本
配給 リュックサックマン
上映時間 75分

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

ユニットバス・シンドローム[DVD] 幽霊VS宇宙人 1[DVD] 大魔神カノン DVD 第2巻[DVD] 海炭市叙景[DVD]
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