逆境ナイン

劇場公開日:

解説

「海猿」の羽住英一郎が、原作者・島本和彦自身が「映像化は無理」と語る超絶スポ根マンガを映画化。想像を絶する逆境に追い込まれた弱小高校野球部ナインが、不屈の闘志で奇跡を起こす。主演は「NANA」の玉山鉄二。

2005年製作/115分/日本
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2005年7月2日

ストーリー

砂塵が舞い上がるグラウンドにそびえ立つ“全力学園”校舎。「廃部だーーーー!!」。校長室から響き渡る声。万年勝ち知らずの全力学園野球部キャプテンの不屈闘志(玉山鉄二)は、その名のとおり不屈の闘志を持つ男。何事にも全力を好む校長(藤岡弘)にとって、生半可な活動しかできない野球部は不要と判断される。しかし不屈は、無謀にも甲子園行きを約束する! この強気な発言に、ナインと月田マネージャー(堀北真希)は大騒ぎ。しかし、不屈の屁理屈に丸め込まれて猛練習を開始する。春の甲子園優勝校「日の出商」との試合間近、ナインが負傷やトラブルに巻き込まれるという緊急事態が! さらに、頼みの綱である不屈の右腕がひょんなことでケガを負ってしまう。しかし、天は不屈を見放さなかった。当日、日の出商キャプテン・神崎は、豪雨を理由に不戦勝を伝えにくる。この勝利に狂喜乱舞する全力ナインのあまりの図々しさに、神崎は大激怒。浮かれた不屈たちの前に、謎の男が登場する。社会科歴史の新任教師・榊原剛(田中直樹)。「野球は知らないが、人生は知っている」と、無責任ながらも説得力のある言葉を突きつける榊原。ド素人の監督という逆境をどう乗り越えるか、校長が与えたさらなる逆境だった。地区予選まで残すところ1週間となり、監督から地区予選と中間試験赤点者の補習日が同日と聞かされる。だが、それよりも不屈自身の成績がギリギリということが発覚する! まさに、自業自得! 補習を免れて迎えた地区予選第一回戦、中々学園との対決の日。月田マネージャーが注文した弁当を食べた中々学園ナインが、激しい腹痛に襲われる。後ろめたくて本気が出せなくなってしまった不屈に、監督が強烈な言葉を投げつける。「それはそれ! これはこれーーーー!!!」。その言葉に救われ、不屈は本気で戦うことができた。一方、自分のミスに落ち込むピュアな月田に、不屈は急に恋してしまう。第二回戦の手抜学園との試合当日、不屈はなんと月田を追いかけて試合放棄してしまう。恋に浮かれる不屈に、監督は“恋”か“野球”か、究極の選択を突きつける。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5面白い漫画

2021年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

映像がそのまんま漫画的な実写スポ根コメディ。
廃部目前の野球部を存続させるため、公式戦で勝ったことのないチームを甲子園に行く、と大見得を切ったキャプテン(玉山鉄二)。
全編冗談のような展開で、女子マネージャーの堀北真希の可愛さともども楽しめる。

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いやよセブン

2.0またもや逆境!

2021年4月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

2021年4月3日
映画 #逆境ナイン (2005年)鑑賞

スポコン青春ギャグ映画

学校名が #全力学園 で
主人公の名前が #不屈闘志

#玉山鉄二 と #青木崇高 が高校生役を熱演
なぜか、#堀北真希 が出てて、
ED曲は、#岡村孝子 #夢をあきらめないで
そんなに笑うシーンはなかったが、透明ランナーは笑った

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とし

3.0野球部キャプテン・不屈闘志が藤岡 弘、校長に呼び出され「はいぶだぁ...

2020年5月9日
スマートフォンから投稿

野球部キャプテン・不屈闘志が藤岡 弘、校長に呼び出され「はいぶだぁーっ!」と言われ、燃えて甲子園行く話。全体的にコメディ重視で軽い内容。最後10分くらいのとこ以外は大して逆境とも言えない。
112点をたった一人で逆転するところだけが見所。通常版とノーカット版と両方とも観たがやはりコメディ要素の強調ばかりで、原作よりもパワー不足だった。それはそれ、これはこれなのかも。

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collectible

4.0ギャグ漫画の野球映画では、『地獄甲子園』でがっかりしたという苦い思い出があるだけに、この映画も心配しのですが、不覚にも感動してしまい、自分の立場も逆境へ

2019年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

 初っ端から、限りなく『2001年宇宙の旅』へのオマージュが見られます。荒れ果てた全力学園のグランドには西部劇に出てくるころころころがると枯草も見られます。『少林サッカー』や『カンフーハッスル』にも雰囲気がそっくりで、キャッチャーの大石(柴田将志)なんて『少林サッカー』に出ていた俳優(リン・ゾーソォン)にも似ていました。ストーリーは廃部寸前の野球部が甲子園を目指すという、どこにでもある熱血野球物語なのですが、とにかく小ネタに大爆笑。そして、ばかばかしいのに何故か感動してしまう奇想天外な展開に大満足でした。

 テーマは「逆境」にあっても、くじけずに夢を掴むという内容で、ちょっとだけ勇気をもらえるのですが、序盤では、人間の弱さを見せる野球部員が「チワワに噛まれて」「女に振られて」「バイトがあるから」「赤点のため追試」などという理由で試合をもさぼってしまう。しかも、主人公さえも「恋に生きるため」にさぼってしまうのです。メンバーもギリギリの9人だけという野球部。しかし、さすがにコメディらしく「クラスの暇な人」を臨時部員にしてなんとか切りぬける。最後にはやはり、野球はチームプレイ!仲間を互いに信ずるところにこの映画の良さがありました。

 『花とアリス』では落研部長、『電車男』では2ちゃん住人、そして今回は守備の要サードを守る坂本真。彼が食い倒れ人形と並ぶと、兄弟のように見えます。めおと屋の内海桂子にも注目だ!(?)

 予告編を見る限り、かなりネタバレっぽいのですが、112対0というとんでもない逆境にどう立ち向かうのか!?・・・かなり面白いですよ。

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kossy
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