劇場公開日 2005年11月5日

「明日への夢があった時代」ALWAYS 三丁目の夕日 みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0明日への夢があった時代

2016年4月23日
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鑑賞方法:TV地上波

幸せ

泣ける

東京の下町に暮らす市井の人々を活写した群像ドラマの中に小さなエピソードがちりばめられ、心地よい昭和の風景を作り出しています。
多くの人が家に物が無くても心は豊かだったんだろうなー、きっと。
出演者の中では心優しく聡明な下町の母親を、ハツラツと演じている薬師丸ひろ子が非常に良かった。
長男の着ているセーターに縫い付けてあった御守りの中に、紙幣が入っていた逸話にはつい泣けてしまう。
洗濯する時は、一体どうしてたんだろうか?と言う雑念もどっかへ吹っ飛んでしまうぐらい、母親の愛情の深さに心を打たれました。
そして空襲で妻子を亡くした宅間医師に扮する三浦友和もまた抑制を効かせつつも、端正な演技を披露していましたね。
夢の中でしか愛する家族と会えないなんて何だか悲しい。

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みつまる。