難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版PARTX

劇場公開日:

解説

おなじみ萬田銀行の面々が活躍する人気金融ドラマ・シリーズの劇場版第10作。今回はトラベル商法詐欺をめぐる騒動が描かれる。監督は前作に続き萩庭貞明。脚本の石川雅也、撮影の三好和宏も前作に引き続き担当している。主演の竹内力以下レギュラー陣に加え、古本新之輔が萬田銀行に新加入。螢雪次郎、中村久美、本田博太郎らがゲスト出演している。

1997年製作/86分/日本
配給:ケイエスエス
劇場公開日:1997年7月18日

ストーリー

借金苦で悩んでいた印刷会社社長の小野寺は、関西トラベルの営業マン・田中に誘われ、格安ツアーを売りにする旅行代理店なにわトラベルサービスの社長の椅子に座らされた。先着300名、ハワイ4泊6日、7万円が売り文句のこの新会社はたちまちツアー客をかき集め、小野寺はこれを機に芸者の菊千代と結婚するが、愛人のホステス・マキに別れ話を持ちかけたところ、マキは手切れ金として小野寺の虎の子の500万を要求する。一週間後、田中が客から集めた2100万を持ち逃げして姿を消した。騙されたと知った小野寺はマキとふたりで大阪を離れるが、500万をマキに持って行かれ、いよいよ全てを失う。小野寺に1200万を貸していた萬田は、菊千代から事情を聞いて小野寺の足取りを追い始めた。マキの存在をつきとめた萬田は、彼女から小野寺が騙されたトラベル商法の全容を知らされる。萬田は菊千代が働く有馬温泉に涼子を送り込み、涼子は菊千代のもとで芸者として働きながら小野寺が現れるのを待った。一方、麻子は田中の素性を調べるうち、関西トラベルの社長・緒方が裏で糸を引いていることをつきとめる。やがて、小野寺の身柄を押さえた萬田は、彼を利用して緒方に罠を仕掛けることにした。小野寺の銀行口座に5000万の見せ金を用意して緒方を安心させ、関西トラベルから150人分のハワイ往復チケットを小切手で購入。すぐにチケットは金券屋で換金し、見せ金は引き出して小切手を不渡りにさせるという計画であった。これで萬田への借金を返済した小野寺は、警察に自首してやり直すと言う。萬田は緒方と田中の犯罪を見逃してやる代わりに5000万を小野寺に払えと、緒方に取り引きを持ちかけた。

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