難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版PARTIX

劇場公開日:

解説

『週刊漫画ゴラク』連載中の人気漫画を原作とする金融ドラマ・シリーズの劇場版第9作。おなじみ萬田銀行の面々が保険会社の悪徳調査員と対決する姿を描き、アメリカ・ロサンゼルスでシリーズ初の海外ロケも敢行された。監督は劇場版「PART III」「PART IV」を除く全作に加え、OV版も含めたシリーズの大部分を監督している萩庭貞明。脚本と撮影も同じくシリーズの大半を手掛けている石川雅也、三好和宏がそれぞれ前作に続いて担当している。主演はシリーズの顔・竹内力。ゲストとして「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」の山田雅人、人気お笑いコンビのアニマル梯団が出演している。

1997年製作/83分/日本
配給:ケイエスエス
劇場公開日:1997年5月2日

ストーリー

借金で首が回らない骨董屋の植木は、店に空き巣が入ったのをいいことに、骨董品が盗まれたと嘘をついて保険金詐欺を企んだ。保険会社の調査員・江森は植木の嘘を見抜き、警察に黙っている代わりに総額1000万の保険金を折半するという取引を持ちかける。江森は植木の請求をそのまま会社に通すが、保険金が下りると態度を変え、100万で我慢しろと植木を脅した。植木が夜逃げしてロサンゼルスに渡ったのを知った萬田は、別件でロスを訪れていた麻子に植木の調査を開始させる。萬田がロスに乗り込んだ直後、バスの事故による入院患者のリストに植木の名が見つかり、萬田はさっそく病院へ向かった。すでに植木は退院していたため、萬田は担当医師の荻村から滞在先を聞き出して直行するが、ここでも植木はタッチの差で姿を消す。そのタイミングの良さに疑念を抱いた萬田は、荻村が偽造パスポートの売人であることをつきとめ、荻村を脅して植木の身柄を押さえた。帰国後、植木から江森の存在を聞かされた萬田は、江森が大勢の保険請求人の弱みにつけこんで保険金を掠め取っていることを知る。そのころ、懇意にしているやくざの沢木から運送屋社長・小島への融資を頼まれた萬田は、従業員が起こした事故の調査で小島のところにも江森が出入りしているのを知って一計を案じた。その計画は、小島運送の社員全員を別々の保険会社と契約させてロスに社員旅行に行かせ、現地で全員が盲腸にかかったことにして、ひとり頭140万、10人で1400万の保険金をいただこうというものである。診断書と手術跡はもちろん弱みを握る荻村に作らせた。保険金は下りたが、この裏を嗅ぎ付けた江森はすぐに小島をゆすり始める。しかし、萬田は江森を道連れに警察に自首するぞと脅す植木をネタに取り引きし、植木の保険金も回収して事を収めた。

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