スペースポリス

劇場公開日:

解説

人喰いエイリアンを撃退するため宇宙からやってきたスペースポリスとダメ青年が、地球を救うために奔走するSFコメディ・アクション。監督はデビュー作「19」で、数々の海外映画祭で賞賛された渡辺一志。主演は「青い春」の忍成修吾、共演は10年ぶりの映画出演となる目黒祐樹。ほか板尾創路、鳥肌実が共演。

2004年製作/66分/日本
配給:日本出版販売
劇場公開日:2004年10月16日

ストーリー

地球に人食いエイリアンたちが侵入! 彼らは人の体に乗り移り、高円寺に<アンドロメダバーガー>を開店する。親玉は、店長の姿をしたエイリアン(板尾創路)。人間の肉が大好物で、激安バーガーで人々をおびき寄せては、太らせて陰でこっそりと食していたのだ。それにも気づかず平和に暮らす高円寺の人々……。ある日、フリーター青年・耕一(忍成修吾)は、パンクキッズ3人組にカツアゲされていたところを、謎の中年男(目黒祐樹)に助けられる。長い髪を風になびかせ、日焼けした強靭な肉体をガンズ&ローゼスのTシャツに包んだ、見るからに怪しいルックス。自称「軍曹」と名乗るネイティブアメリカン風のその男は、赤信号を堂々と渡って事故を引き起こしたり、警官にチョップを喰らわせたり、とにかく型破りでジョーシキ知らず。というか、映画をニュースだと信じ込んでいるし、どうやら本当に社会常識というものを知らないらしい。それでいてニール・ヤングで人生を語り、地球の美しさに涙するピュアな心を持っている……。この風変わりな軍曹を放っておけなくなった耕一は、古雑誌を拾って公園で売るという、彼の仕事を手伝うことに。やがて友情を深めていく二人だったが、実は軍曹の正体は、悪のエイリアンを追って地球にやってきた宇宙警=スペースポリスだった。そんなある日、二人のもとに、ファミレスで働く、耕一の気になる女の子、ユカリ(榮倉奈々)が現れる。いつもと様子が違うユカリは、軍曹を見るなり拳銃を抜いて発砲!激しい格闘の末、追いつめたユカリに銃口を向ける軍曹。そこに耕一が飛び込み彼女をかばって叫ぶ「撃たないで!」。ユカリを捕り逃がした軍曹は、耕一に「彼女はお前の思っているヤツではない」と伝える。なんとユカリの肉体は、今や軍曹が追うエイリアンに乗っ取られており、ユカリ・スターダストに姿を変えていたのだ。宇宙をまたに駆けるスペースポリスの軍曹と、平凡な地球人フリーター・耕一は、果たして地球を救うことができるのか!?

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