見たい度推移(赤線は公開日)


「大河の一滴」「ひめゆりの塔」の神山征二郎監督作。1884年11月1日に勃発した、世にいう“秩父事件”にスポットを当て、明治政府の悪政を変えようと立ち上がった、農民を母体とする困民軍の9日間に渡る戦いが描かれる。監督自身が長年温め続けてきた企画だけに、当時の政治背景や困民党員各々の人物像が深く掘り下げられ、見ごたえある歴史ドラマに仕上がった。事件の中心人物、井上伝蔵を緒形直人が好演している。明治16年。秩父郡下吉田村では、デフレや世界的不況の影響を受けた養蚕農民たちが困窮にあえいでいた。生糸商家を営む井上伝蔵は、今日の暮らしにも困る人々の窮状を国に訴えるため、ある大きな決断をする。




