千の風になって

劇場公開日:

解説

天国へ先立った大切な人へ向け自らの想いを込めて綴った手紙を朗読する地方ラジオ局の名物コーナー<天国への手紙>を基に、葬儀会社グループ“ベル共済”が中心となり映画化した3話オムニバスの人生ドラマ。脚本・監督を務めるのは、「君は裸足の神を見たか」で監督デビューした金秀吉(キム・スギル)。さらに撮影監督の金徳哲(キム・ドクチョル)はじめベテランの映画スタッフが集結し、監督を支える。出演には、西山繭子、伊藤高史、南果歩、水谷妃里、金久美子、吉村実子、綿引勝彦。

2003年製作/107分/日本
配給:シネカノン
劇場公開日:2004年7月31日

ストーリー

“天国への手紙”の取材を続ける女性記者・紀子(西山繭子)。彼女は、演劇に情熱を燃やす夫・健二(伊藤高史)との間に悩みを抱えている。実のところ、取材自体も新編集長から命令された企画だった。紀子の、手紙の差出人を訪ねる日々が始まる…。小児ガンで長男を失った主婦・葉子(南果歩)、高校生時代に、何かの掛け金が外れたように母親(桂木梨江)への暴力に走った和美(金久美子)、病に倒れた夫(綿引勝彦)を、最期までそばで看取った徳江(吉村実子)。紀子は、さまざまな人々を訪ねて、それぞれの物語を知る。

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映画レビュー

3.5新井満の歌も有名になった。

2023年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 映画は三つのオムニバスをはさみ、一組の夫婦が悩みに打ち勝つストーリー。
最初は小児ガンで息子を失った母親(南果歩)と、家族の再生の物語。

2話目は学校でイジメに遭い不登校となった女子高生が行き場のない怒りを母親にぶつけ、その暴力が母を死に追いやってしまった話。

3話目は柿の収穫を始めた農家で最後まで夫の死を看取った話。

 なぜだか、どの話も感情移入できず、泣くこともできなかった。映画のつくりは非常に真面目に作ってある印象もあり、パッと見たら出来栄えも良さそうな気がするのです。ラジオ局に投稿された手紙をそのまま素直に再現ドラマ化したような・・・もしかすると、映像化しないで朗読だけのほうがよかったんじゃないかとも思う。

 それでも真に迫る部分もあった。3話目の吉村実子。死に際の夫(綿引勝彦)の足が冷たいので、自分の胸を曝け出して暖めるというシーン。60歳にもなろうかというおっぱいを出す大胆さのおかげで、胸が熱くなる一瞬だった。

【追記】 両親が亡くなってから、この歌を聴くと心に沁みる。オヤジもよく歌っていたなぁ・・・

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kossy
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