Seventh Anniversary

劇場公開日:

解説

失恋をするたびに体から石を産み出す女の子の恋愛を描くガーリー・ムービー。監督は窪塚洋介主演作「GO」で、2001年の映画賞を総なめにした行定勲。主演は、「オー・ド・ヴィ」の小山田サユリ。

2003年製作/日本
配給:スープレックス、リベロ
劇場公開日:2003年11月22日

ストーリー

柔らかな光が射し込むトイレの中で、7回目の失恋をしたルル(小山田サユリ)は、押し寄せる激しい痛みに苦しんでいた。タイル貼りの壁には、石の入った6つのビンがまるで標本のように飾られている。そのビンに貼られたラベルには、ひとつひとつ丁寧に日付が書かれていた。それは彼女の失恋の記憶。ルルの恋はいつも、失恋に終わってしまう。そして、恋を失ったその時から、彼女の身体にはしこりが出来る。やがて、失恋の痛みは生みの痛みに変わり、彼女の体から小さな石がこぼれ落ちる。医者はその症状を、「尿管結石」と診断するけれど、彼女にとってそれは失なった恋の結晶だった。懲りずにしてしまった7回目の恋。大好きだった恋人のマー君は、記憶喪失だった。それを知らずに夢中で恋をしていたルルのもとに、突然、妻と子供が現れて彼を連れ去っていった。トイレで苦しむルルを心配している幼なじみの天平(柏原収史)。そして、ようやく生まれた石は、いつもより少しだけ大きく綺麗だった。ルルはその7つ目の石に<Seventh Anniversary>と名づけ、指輪にした。ひょんな事からルルは、幼い頃から姉のように慕っていたナナ(秋本奈緒美)と再会する。ルルの指輪に目を付けたナナと恋人の潤(水橋研二)は、「石の価値を確かめてみないか?」とオークションに誘い、<Seventh Anniversary>には1000万という値がつけられた。指輪を手に入れたのは、奥貫(津田寛治)という男。彼は手に入れた指輪をルルに返すと、「一度だけ食事に付き合ってくれませんか?」と、彼女を誘う。こうしてルルに、新しい恋が訪れた。奥貫に誘われて開いたルルの店には、行列ができた。石を売るために次々と押し寄せる女たちと、値段のつけられた石を購入していく男たち。石に値段を付けるのはルル。その値段には、たいした根拠なんかない。それなのに、男たちも女たちも、石に向かって殺到する。狂ったように石に翻弄されていく人々。その姿に接しているうちに、ルルのなかで大いなる疑問がふくらんでゆく。「人の恋に、値段なんて付けていいの?」。一方天平は、世間に祭り上げられてゆくルルのことが、心配でならない。そして不安は的中し、やがて悲劇が訪れる。みんなが求めているものはいったいなんなのか。ルルが欲しかったのはたったひとつ。それは、尿道結石に踊らされる人たちが見失ってしまった、大切なものだった……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

1.5難しい世界観

2016年2月28日
iPhoneアプリから投稿

難解でした。

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ア。
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