見たい度推移(赤線は公開日)


鈴木清順や阪本順治作品のプロデューサーとして名をはせてきた荒戸源次郎が、映画人生を懸けて完成させた監督第2作。大阪の裏町で出会った男と女の許されぬ逃亡を精緻な筆致で綴った渾身の作でありながら、画面の隅々には映画ならではのユーモアや粋がたっぷり詰まり、優雅な風が吹く。生活のすべてを捨て、尼崎のもつ焼き屋に流れ着いた生島与一は、暗くて古いアパートの一室で黙々と臓物をさばき、それを串に刺していた。隣人で謎の女、綾に心惹かれる彼は、ある夜、彼女からの劇的な誘惑に遭遇することになる。綾役の寺島しのぶが披露した体当たりのオール・ヌードも話題を集め、日本アカデミー主演女優賞をはじめ国内の数々の賞に輝いた。



