見たい度推移(赤線は公開日)


金沢が誇る文豪、徳田秋聲の『挿話』『町の踊り場』など4作品をもとに、青山真治がデジタルビデオで綴った“ある作家の放浪”。現代の金沢を舞台に明治に生きた文豪の心象風景を描出する静かなる意欲作で、たゆたうような時間感覚が素晴らしい。アーティストと客席と楽曲の境目が氷解した終盤のライブ・シークエンスも秀逸だ。金沢に近い空港に降り立った作家、徳田秋聲は、甥の辰之助とともに料亭、そして宿屋へ。宿屋の娘、お絹に心惹かれた彼は、離れの二階に部屋をとる。だが、秋聲は自分の思いを彼女に告げぬまま、故郷を後にするのだった。





