見たい度推移(赤線は公開日)


80歳を目前にした鬼才・鈴木清順が年齢を感じさせない大胆な演出で「夢二」以来、10年ぶりに撮り上げたピカレスク・ロマン。殺し屋組織“ギルド”のナンバー3で女殺し屋の皆月が、ギルドの代理人・小夜子から仕事の依頼をされる。ところが、皆月は別の殺し屋から命を狙われるはめに。そんな折、彼女の元に小夜子から別の依頼が入る。ギルドの殺し屋ナンバーワンである“百眼”を殺せというのだ。だが、ほかのギルドの殺し屋たちが笑みを浮かべた顔で次々と殺されていき、次第に皆月も追いつめられていく。やがて、ターゲットである“百眼”から1通の招待状が彼女の元に届くが……。サイケデリックな衣装、原色を多用した照明など、鈴木清順のカラーが爆発。思わず呆然とするクライマックスまで目が離せない。数々の設定が幻のシナリオとなった「続・殺しの烙印」から引き継がれ、引用されている点にも注目したい。


