見たい度推移(赤線は公開日)


「鬼畜大宴会」で賛否両論を巻き起こした熊切和嘉の第2作。前作とはガラリと印象を変えた切なく優しい人間ドラマだ。北海道の古びたドライブイン“空の穴”の料理人、市夫。淡々と毎日を過ごしていた彼はある日、旅行途中で恋人に捨てられた女性、妙子と出会い、彼女をバイトとして雇う。妙子に惹かれていく市夫。心が通じたように見えた二人だったが、妙子の元恋人を見つけた日から微妙に心がズレ始める。閉じこもっていた“穴”から這い出ようとする男。そんな市夫の不器用すぎる感情の機微を、寺島進がさりげなく好演。限りなく青い空に希望が広がるラストも印象的だ。第30回ロッテルダム国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。



