劇場公開日 2001年9月15日

「非現実的で、ばかばかしい内容」ウォーターボーイズ Check-inや、レビュー投稿には、ニックネームが必要ですさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0非現実的で、ばかばかしい内容

話は、非現実的で、ばかばかしい内容。ただ、最後のシンクロのシーンは 美しく、見ていて楽しい。ほかは どうでもいい。

全体的に「ご都合主義」な感じで、重要なシーンは すべて省かれている。こういう話の場合、一般的には「専門情報」の要素が重視される。つまり、もし本当に男子高校生がシンクロを始めたい場合、どうすればいいのか、という情報だ。その部分の調査が しっかりされていて、リアリティーが高い場合、話に信用性が増す。そして説得力が出る。そのうえ、トリビア的な要素も高いので、娯楽性も上昇する。逆に、その重要な部分を大して調査もせずに話を作ると、台無しになる。「イルカの調教師にはシンクロは教えられない」。そして「男子生徒だけでシンクロをマスターするのは不可能」。この2つの常識を、映画監督が理解できていない時点で、すべてが台無しだ。

「イルカの調教師にシンクロを習う」などといった非現実な話に走らず、普通に男子高校生がシンクロに挑戦する話にしたほうが、おもしろかっただろう。惜しい作品だ。

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