ロビンソンの庭

劇場公開日:

ロビンソンの庭

解説

「闇のカーニバル」などの鬼才・山本政志監督が、1987年に発表した劇場映画デビュー作。終末感と生命力の対比を幻想的な映像と力強い音楽、個性あふれるキャストによって描き、ロカルノ国際映画祭審査員特別賞、ベルリン国際映画祭ZITTY賞など世界各地の映画祭で評価された。流れ者たちの吹き溜まりのような外国人ハウスに暮らしながら、日銭を稼ぐ日々を送るクミ。そんなある日、緑の生い茂る廃墟に迷い込んだ彼女は、奇妙な懐かしさを抱き、そこに移り住む。それ以来、昼は畑を耕し、夜は星を眺めるというロビンソン・クルーソーのような生活を送り始めるが……。「闇のカーニバル」でも主演を務めた太田久美子と、後に作家として芥川賞を受賞する町田康を中心に、ハードコアパンクバンド「GIZM」の横山SAKEVIや「JAGATARA(じゃがたら)」のOTO、江戸アケミら個性的なキャストが集結。ジム・ジャームッシュ監督作「ストレンジャー・ザン・パラダイス」のトム・ディッチロが撮影を担当したほか、後に名匠として知られるようになる平山秀幸が助監督、諏訪敦彦が演出補として参加している。2019年7月にHDリマスター版でリバイバル公開。

1987年製作/119分/日本
配給:CCP
劇場公開日:2019年7月20日

その他の公開日:1987年(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.5"メシ喰うな!"と"SAKEVI"

2019年9月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

で、"じゃがたら"とメチャクチャな"山本政志、、、、。

横山SAKEVIとジャマイカ人?の乱闘はまるで、ハードコア・パンクがボブ・マーリーを殴っている図みたい!?

カメラにトム・ディチロだったり、本編を観ていても撮影の大変さが伝わってくる。

町田町蔵のデタラメ感!?ケンタッキーを食っているクソガキ、チャリの長いシーン、全てに驚き監督の才能が溢れ出ちゃってる。

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万年 東一

3.5都市的な映画

2019年7月30日
iPhoneアプリから投稿

路地、木造密集地、幹線道路、高架下など現代の都市空間を構成する大きなインフラに寄り添いながら、個性的な登場人物とロケーション、シーンが連続していく。後半に差し掛かると目が慣れて少しダレるけど、見た数日後にふと映画のワンシーンを思い出してまた回想するような映画だった。映像にしかできないことが身をもって感じられた。

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齋藤直紀