劇場公開日 1957年7月28日

夜の蝶のレビュー・感想・評価

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5.0最後が。。。ビックリ

2021年2月25日
iPhoneアプリから投稿

黒川の手帳を思わせる様な。

昔の銀座の街並みが、とても興味深く

それにしても山本富士子さんの綺麗な事☆彡

あっという間に、終わりました。

大満足(≧∇≦)

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花丸

3.5裏でゴチャゴチャやってるのは相変わらずおじさん

2021年2月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

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興奮

萌える

おそめ姉さん、待ってました!ずいぶん前に、ノンフィクションの『おそめ』を読んでから待ち望んでいた映画でした。その本はとても面白くていろんな人に貸したからか、家にない!ショックだったけど仕方ない。本というのは、大体貸すとそういう運命を辿る。

京マチ子がてっきりおそめ(おきく)をやるのだと思っていた。でも、二人の色柄を考えると、おきくは山本富士子、京マチ子がマリというのはいいキャスティングだと思った。

映画は川口松太郎原作を元にしているから、ノンフィクションの石井妙子著『おそめ』と非常に異なる。小説とノンフィクションだから異なって当然だけれど、川口版=この映画では、二人の女を面白可笑しく戦わせているだけで何だか浅かった。石井ノンフィクションでは、二人はライバルであるけど互いを一番よく分かり合っていた関係だった印象があるし、おそめに焦点を当てていてかなり読み応えがあった。東映のヤクザ映画関連(プロデューサー、その娘が今の音羽屋の奥様であるとか)の話、白洲次郎などなど錚々たる人々が出てくる。

カメラが素晴らしい!さすが宮川一夫!そして男性俳優陣が綺羅星のごとくで、若く美しく素敵だった。船越英二(息子よりずっと美しく知的)はバイオリニストの夢を学徒出陣による怪我であきらめ、作曲家(現代音楽)を目指して銀座に染まらないように自分を律しながら、銀座のバーで働く女の子斡旋をし、芥川比呂志は原爆の後遺症の為に研究する若き医学者。1950年代初頭はまだ戦争が終わっていない。この二人の若くて美しいインテリが映画を締めていた。

当時の銀座は料亭政治の流れを汲んで全盛を極めている。知識人、政治家、大企業社長がうじゃうじゃ。バーでゴチャゴチャやってる、やってる。その頃から70年たって何も変わってないね、日本。当時は日本の人口8千万人(今のドイツと同じ)とナレーションで言ってた。それ位がちょうどいいような気がする。

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talisman