劇場公開日 1985年12月21日

雪の断章 情熱のレビュー・感想・評価

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1.0やっぱりいいとこ無し

2021年5月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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またぞう

2.5情熱は雪の中に埋もれ…

2020年4月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

萌える

斉藤由貴の映画デビュー作となった相米慎二監督1985年の作品。

孤児だった少女が二人の男性に引き取られ成長し、やがて殺人事件に巻き込まれる…。
あらすじだけ聞くとドラマチックなミステリーのように思えるが、この監督がストレートに作る訳がない。

ミステリーより主人公の少女・伊織のドラマがメイン。それはまるで、斉藤由貴そのものに通じる。
当時トップアイドルだったが、そんな彼女から女優としての新たな面を引き出す。
劇中で伊織が少女から大人の女性へと成長していく様とリンク。
相米演出は非常に厳しい事でも知られ、それがまた伊織が直面する悲喜こもごものように感じた。

れっきとした斉藤由貴のアイドル映画として成り立ってる傍ら、哀ミステリー要素も足長おじさん的仄かなラブ要素も匂わせているのだが…、全体的に分かりづらい…。
相米演出の代名詞とでも言うべき長回しは元より、あのシーンやこのカットはどういう意味があるんだろう?…と、頭の中に「?」が何度か。
動機はさすがに分からなかったものの、犯人は登場人物が限られている故、何となく察しも…。

とにかく、斉藤由貴を見る作品。その魅力は勿論、映画デビューの19歳でタオル一枚巻いたシャワー上がり姿も披露。バイクに危険な体勢で乗るシーンや冬の川に入りハトを助けるシーンなど、堂々体当たりの演技。
他キャストでは、家政婦役の河内桃子が印象的。和服の似合う貞淑なイメージだが、あっけらかんとした役は何だか新鮮であった。

個人的には、う~ん…という感じ。
情熱は感じられず、早々と雪の中に埋もれてしまいそう…。

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近大