劇場公開日 1997年6月7日

誘拐(1997)のレビュー・感想・評価

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5.0俺が今何考えてるか分かるか⁉️

2023年10月9日
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この作品は公開当時劇場で鑑賞し、深い感銘を受けました‼️タイトルは「誘拐」‼️大規模な東京の街中ロケーションや身代金受け渡しの生中継シーン、渡哲也さんの久しぶりの映画主演が当時相当話題になったと思います‼️会社常務が誘拐され、事件を担当することになったベテラン刑事の津波とニューヨーク帰りの藤。しかし犯人は身代金の受け渡しのTV生中継を要求、身代金の運び役に常務と同じ会社の重役たちを指名する・・・。前半は莫大な捜査員、多数の記者や中継車、ヘリ、一般市民を動員した身代金受け渡しの生中継‼️そして後半は全警察力を動員した犯人追跡と、犯人たちが犯行に至る悲しいドラマが描かれる‼️そして隠し味として、津波と彼が面倒を見ている娘マヨの微笑ましい疑似親子関係も描かれる‼️後半は公害訴訟における悪徳企業の策謀と、被害者たちの悲しい宿命、そしてその宿命が今回の事件を引き起こしてしまった顛末が描かれ、津波の悲しい過去に涙が止まらない‼️この手の犯罪映画の場合、日本映画は事件を解決する刑事たちよりも、犯人側の動機解明に重きを置きます‼️そういう意味で今作は日本映画の面目躍如たる力作ですよね‼️しかしこの作品の真の価値は、前半の身代金受け渡しのTV生中継シーンです‼️年配の重役たちが汗まみれ、身代金3億円の重量に顔を歪めながらの身代金運搬‼️周りを取り囲む取材の記者、TVカメラ、野次馬、刑事たち、騒動を伝えるTV放送‼️一人また一人と重役たちが倒れ、「これは公開殺人だ」運搬を引き継ぐ津波‼️その津波も倒れ最終走者は藤‼️犯人の指示に従って猛ダッシュ‼️自転車に乗り換え、最後は一般人から拝借した車で爆走‼️そのスピード感、そしてキャストたちにくっついて離れない凄まじいカメラワーク‼️これぞ映画の醍醐味‼️木村大作さん、グッジョブ‼️この前半の息もつかせぬ展開がスパイスとなって、後半の展開が余計心に染みる‼️ラスト、藤とマヨには、津波の分まで幸せになってほしいと切に思わされたなぁ‼️

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活動写真愛好家

5.0人は誰もが嘘をつく

2022年1月29日
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公開当時「失楽園」「もののけ姫」の陰に隠れてしまい残念。もっとヒットしても良い作品。間違い無くカッコいい渡哲也さんを見れる作品。

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成龍

3.5劇場型犯罪

2020年11月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

商社の役員とその運転手が誘拐される。
犯人の要求は3億円、受け渡しがユニークですべてをテレビ中継しろということに。
この作品の見どころは都内をフルに使った大ロケーションで、見事だ。

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いやよセブン

4.0渡哲也さんを偲んで テツ

2020年9月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

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「藤!俺が今なに考えているかわかるか?」
渡さんかっこいい

1997年の作品
全国のレンタルビデオ屋さん全店に必ず置いて欲しい名作
追悼上映期待してるのに
渡哲也さんの平成の代表作
日本のサスペンス映画ベスト10に必ず入れたい大作
やっぱり邦画は面白い

当時残念ながら映画館で観ることができなかったが20年前VHSで初めてこの作品を観た
最近になってDVD化になったがレンタルビデオ屋にも置いておらず不当な扱いに涙が出るほど悔しい思い
TSUTAYA(笑)
ネットでDVD購入したが届くまで待ち遠しかった

日本アカデミー賞では数々の賞を獲得したが興行的には失敗したそうだ
それがよくわからない

定年間近のベテラン刑事とアメリカ帰りの若手刑事のコンビ

圧巻は新宿での大規模ロケ
身代金受け渡しTV全国ネット生中継を要求してきた誘拐犯
大量のマスコミや野次馬がすごい
ヘリコプターによる空撮
迫力ある映像に興奮
撮影木村大作

公害問題も絡んでくる

「人は誰も一生に1度 死に物狂いの嘘をつく」

まさかの結末

関西人からすれば酒井美紀(静岡県出身)の関西弁は鼻につくかもしれないが堪えてほしい
悪意はないし本人はふざけているわけではない

緊張感が続くサスペンス作品のなかチョイ役だけどオカマ役の梅垣義明には笑わされた

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野川新栄

2.5東京の雑踏の映像。アーカイブ的に面白かった。

2019年11月15日
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鑑賞方法:TV地上波

東京の雑踏の映像。アーカイブ的に面白かった。

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原っぱ

3.5気づけなかった

2019年11月9日
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良作サスペンスでした。

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ケイト

3.5演技がいいね

2019年11月4日
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序盤からテンポ良く畳み掛けてくるのが良いね。

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宮西瀬名

4.0再評価求む!

2018年2月13日
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鑑賞方法:TV地上波、映画館

悲しい

興奮

知的

思い出しレビュー6本目。
『誘拐』

とある会社常務が誘拐された。犯人の要求は、身代金は3億円、身代金の受け渡しを同会社の重役たちに行わせ、それをTVで中継する事だった…!

1997年に公開されたサスペンス大作。
大規模な街中のロケーション、身代金受け渡しの生中継など、公開時結構話題になったものの、あまりヒットせず、今じゃすっかり忘れられてるような作品に…。
でも本作、隠れたと言っちゃああれだけど、傑作力作だと思う。
また自分として、製作・富山省吾、監督・大河原孝夫、音楽・服部隆之などゴジラスタッフが多いのも興味引かれた。

多分、今公開されても話題にはなるだろう。
それくらい、日本映画としてはスケールの大きいエンタメ。
名カメラマン・木村大作による群衆シーンなど迫力ある画作りは申し分ナシ。
普通、身代金の受け渡しなんて大々的にやる事ではない。それを逆手に取ったアイデア。
人に運ばせ、その瞬間をカメラが捉える。
3億円は相当な重さ。指名された重役たちにとってはとんでもない力仕事。
ちゃんとこれには訳があって…本作、オリジナル脚本というのもポイント高い。

前半はスリリングでスケール大きいが、後半からは静かなタッチに。
でも、トーンダウンではない。じっくり、犯人の動機、その背後にある悲しい事実が紐解かれていく。

言うまでもなく、この前代未聞の事件の背後には、某会社が過去に犯した罪がある。
それをもみ消され、怒り、立ち上がった“犯人たち”。
その犯人の一人に…。
重い身代金を抱え、息も絶え絶え苦しむ重役たちに同情などかける必要ない。
彼らは彼らのやり方で、この罪人たちを罰しているのだ。
我々の怒り、悲しみ、苦しみを忘れるな。

ベテラン刑事役の渡哲也がさすがの名演。
若き永瀬正敏も熱演。

また、こういうスケールとエンタメがあるオリジナルの日本映画を見れないものか…。

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近大

4.5BD・DVD化して欲しい!

2012年4月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

 導入部もそこそこに、のっけから緊迫した誘拐事件の真っ只中に放り込まれ、迫力の追跡劇が展開し、後半は一転して犯人、及び事件の謎(背景)を追う。「天国と地獄」を思わせるような構図や都心でのゲリラ撮影がリアルな緊張感をもたらしていて、近年の邦画の中でも屈指の出来栄えだと感じました。それまでは「西部警察」のイメージが強過ぎた感がある渡哲也さんの抑えた演技が絶品。若い2人(永瀬正敏、酒井美紀)が同じ画面(フレーム)に映っていると、その余りの差に2人が可哀想になってきてしまうほどにw もちょっと力量のある若手がやっていたら、という気もしなくはないですが、そんなことは観ている間は全く気にならない。画面に引き込まれて時間を忘れる、そんな作品の1つであることは間違いない。
 なのに、なんでDVD化すらされてないんでしょうか? 知名度がイマイチ低いというのも、不思議でならない。東宝さん、BD・DVD出して下さい。邦画は値段が高いのでほとんど買わないのですが、これはきっと買うでしょう。ですから、ぜひ ^^;

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