破れ太鼓

劇場公開日:

解説

製作は「薔薇はなぜ紅い」の小倉浩一郎で木下恵介と助監督の小林正樹が協同で脚本を書き、「お嬢さん乾杯!」「四谷怪談(1949)」についで木下恵介が監督する。キャメラは「四谷怪談(1949)」の楠田浩之が担当。主演は「王将(1948)」「佐平次捕物控・紫頭巾」の阪東妻三郎、「大都会の顔」「真昼の円舞曲」の村瀬幸子(俳優座)「大都会の丑満時」「痴人の愛(1949)」の森雅之、今回日劇ダンシングチームから抜てきされた小林トシ子で、それに本作品で音楽を担当している木下忠司、「痴人の愛(1949)」の宇野重吉、「真昼の円舞曲」の滝沢修、東山千栄子(俳優座)、「足を洗った男」の桂木洋子らが出演する。

1949年製作/108分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1949年12月7日

ストーリー

津田家の主人軍平は土建屋で、過去は腕と度胸で危い橋をわたってきた男で、無教育でごう漫で、そして暴君であった。家族に対してもおれのお蔭でみんなしあわせに暮せるんだと思っているから、妻や子供はみんな自分に感謝し尊敬していると思っている。だが--父の会社につとめている長男太郎は叔母素子と共同でオルゴール製造会社をやろうとし、音楽家志望の二男平二はオヤジをふう刺した「破れ太鼓」という歌をつくって弟妹にきかせてる。三男又三は医学生、四男四郎は中学生、長女秋子は父の会社の出資主の息子花田輝夫に嫁にいけといわれていて、相手に愛情もないのに交際していたが、ふとしたことから青年画家野中と愛し合う。次女の春子は女学生。兄妹みんな仲よく母を慕って楽しい家庭なのだが軍平が帰ってくるとその団らんはこわれ、軍平の圧力の前に屈して去勢されたようになってしまうのだ。この二つの雰囲気は到々爆発するときがきた。--太郎がオルゴール会社のことを父に説き、反対された上なぐられ、太郎は家を出て叔母素子のもとに走った。秋子は昨日までの秋子でなかった。恋に生きる強い女になっていた。輝夫との婚約のことでついに父のゲキリンにふれ決然として家を出た。秋子をなぐる軍平に、今まで絶対服従だった妻邦子まで、今や軍平の前に立ちふさがり彼女もまた良人のもとを離れて家を出るに至る。母のあとを追って子供たちもみんな一しょに出てしまった。そのころ軍平の会社は金づまりと、秋子と輝夫のことで資本主は手を引き、ついに暗礁にのりあげた。昨日に変る失意の軍平は今こそ孤独の自分を知り人生の悲哀を感じたのだ。叔母素子のもとでオルゴール製造に当って楽しい勤労を実践中の太郎や母邦子、秋子たちももともと自分たちの良人であり父である軍平を心から憎んでいるわけではなかった。みんなは心よく失意の軍平を自分たちの温い雰囲気の中へ迎え入れてやるのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0こうして、日本経済は形の上で脱亜入欧へ向かう

2024年2月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5不協和音

2023年11月9日
iPhoneアプリから投稿

に満ちた世界。オルゴールが奏でる。ライスカレーと回想シーンのアンサンブル。憎まれ役に一気に心を寄せさせる。どっちも悪くはないですよとキッパリと言う次男坊。意外な者から諭される。人の善し悪しではなく、それぞれ道を歩めばぶつかりもする。
阪妻の服の着こなしが目を引いたところ。田園調布駅こそ古かったが、街並みはそこまで古さを感じないから不思議である。

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Kj

5.0カレーライス食べたい‼️

2023年4月11日
スマートフォンから投稿

泣ける

笑える

楽しい

30年前に初見した時から、木下恵介監督の最高作は「二十四の瞳」ではなくコレ。「丹下左膳餘話・百万両の壺」の大河内伝次郎さんもそうですが、偉大なるチャンバラスターはコメディがお得意‼️阪妻さん扮する頑固一徹な津田軍平がこれまた一癖も二癖もある家族らと繰り広げる騒動、家庭愛‼️その不器用な姿が楽しく、哀しく、そして愛おしい‼️

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活動写真愛好家

4.5オルゴールの不協和音

2022年4月18日
iPhoneアプリから投稿
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因果
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