劇場公開日 1994年2月11日

「題材は面白い、けど思いのほか・・・」免許がない! スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5題材は面白い、けど思いのほか・・・

2016年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

昔テレビ放送でちょっとだけ見たような気はするのですが、ちゃんと見てはなかったので改めて見てみたら、あれ?思いのほかツボには嵌らず。
脳裏に少しだけ残っていた舘ひろしがハンコ押してくれ!と嘆いている姿だけでも笑えそうなイメージだったのですが、全体的にはいかにも邦画冬の時代のコメディって感じで、笑うに笑えないシーンが多々・・・。
題材と舘ひろしのキャラとのギャップでまあ何とか見れる作品にはなっていましたが、この題材ならもっと面白く出来た気もするんだけどなぁ。
脚本が森田芳光だっただけに、尚更このレベルなのが勿体無い。

でもまあ自動車教習所に通ったことがある人ならば、誰しもがあの頃を懐かしく思い出してしまうような教習所あるあるネタ満載だったのは、作品の出来云々はまた別にして面白かった点でしたね。
あんな確認していたな、あんな教官そう言えばいたな、今思えば無駄に緊張していたな等々、いろんな思い出が蘇ってきましたよ。
私も緊張しいだったので、お堅い鬼の西岡徳馬教官のような方が担当だった時は、劇中同様何故かミス連発してハンコ押してもらえなかったっけなぁ。
私もバックが苦手で・・・(勿論運転の方ですよ(笑))

しかし運転免許を持っている方には大体共感してもらえそうな題材ですから、普通に考えればもっと笑えそうなものなのに、後半はホント大失速、スタッフの手伝い等々、演出がクサ過ぎて終盤は遠い目で見るようになっちゃいました。
大スターが免許を持ってないと言うギャップで前半は楽しめたけど、後半はホント酷かったなぁ。

とりあえず、CMで助手席もたまにはいいですね的なこと言っているスターは、実は免許持ってないと考えて良さそうですね(笑)
あの辺の演出は結構笑えたんだけど・・・。
あとセクシーな墨田ユキ教官や、やたら威張ってる片岡鶴太郎教官は前半ホントいいキャラしてたのに、後半は何だか尻つぼみになってしまったのも勿体無かったですね。
しかし墨田ユキが懐かしかったぁ~。

スペランカー