見たい度推移(赤線は公開日)


1960年代に量産された東映ヤクザ映画のなかでも、最高傑作の一つに数えられる作品。ヤクザ一家の三代目を継いで、渡世の掟と近代化の波の間で苦悩する主人公を鶴田浩二が演じた。大阪・木屋辰一家の二代目が祭りの日に刺された。親分不在の木屋辰は、信頼の厚い代貸・菊地浅次郎のさい配で仕事を続けるが、商売仇の唐沢組の悪質ないやがらせもまた激化していく……。一緒に逃げてくれとせがむ女をふりきって鶴田の言う“あほな男や、せやけどわいにはこういう生き方しかでけへんのや”のセリフ、川辺で藤が鶴田に桃を手渡す場面など、忘れがたい美しさに満ちた作品。




