三つの竜の刺青

劇場公開日:

解説

三沢正一の原作を、「俺はトップ屋だ 第二の顔」の星川清司が脚色し、「夜の挑戦者」の野口博志が監督した宍戸錠のアクションもの。撮影は「無鉄砲大将」の永塚一栄。

1961年製作/85分/日本
原題:Three Dragon Tatoos
配給:日活
劇場公開日:1961年5月21日

ストーリー

久し振りに陸にあがった錠次は船長とあふりか亭で一緒に飲んだ。翌朝船長は射殺され錠次は拳銃を握って昏倒していた。錠次は麻酔薬入りの酒を飲まされたのだ。錠次は犯人を絶対自分でみつけようと決心した。警察からの帰り通称ドラゴンの健という沖仲仕から声をかけられた。以前、船長がしきりに口にしていた竜の刺青を健がしていた。錠次はむりやり健をつれて神戸に飛んだ。もし俺の身に何かあったら神戸に行けと船長が言っていたからだ。神戸の案内人呉方正は何者かに二人の目の前で射殺された。呉方正の最後の言葉に二人は、クラブ・コリシネルに乗り込んだが殺し屋に囲まれた。それを救ったのが伊村という男だった。その伊村の話によると、健には妹麗子と弟の武徳がいて、それぞれ竜の刺青をしていること、その竜が三つ集ると莫大な金ができるということであった。健は大陸の虎といわれた虎竜の子であった。伊村は健の妹麗子をつれていた。麗子は香港の海に君臨する女王だった。そんな時に、香港から竜の秘密を狙って白秀明がやって来た。殺し屋の団と麻薬ボスの宮脇が出迎えていた。団は、揚大人に健の保護を頼まれた船長と呉方正を射殺したのだ。その揚大人も白秀明の後を追って日本にやって来た。その話によると、弟の武徳は途中白秀明に襲われて行方不明であった。綻次は情報屋サブから武徳が平戸島にいることを聞き出した。皆が行ってみると、白秀明の手に武徳は捕えられていた。だが、それを錠次が救い出してきた。その夜、健、麗子、武徳の背の刺青から、宝は天草の洞穴の中とわかった。揚大人は、虎竜将軍の生れ故郷が天草であることを思い出した。荒れはてた天草、山上の砦。その洞穴の中で錠次たちと後をつけた白秀明達の最後の戦いが、くりひろげられた。だが、伊村、錠次の拳銃に白一味は倒された。数日後、麗子の発案で大金塊は香港の難民救済にあてられることになった。伊村は、アジヤ事情調査部員であると正体を明らかにした。錠次は麗子にせがまれて香港に行くことになった。「俺はこういうのに弱いんだ」と笑いを浮べて。

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